|
[ 単行本 ]
|
手足は動かぬとも―ある頸髄損傷者の生の記録
・赤坂 謙
【碧天舎】
発売日: 2003-06
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,396円〜
|
・赤坂 謙
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
ケプラーと世界の調和
・渡辺 正雄
【共立出版】
発売日: 1991-11
参考価格: 2,804 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,400円〜
|
・渡辺 正雄
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 文庫 ]
|
天才の精神病理―科学的創造の秘密 (岩波現代文庫)
・飯田 真 ・中井 久夫
【岩波書店】
発売日: 2001-07
参考価格: 1,155 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,400円〜
|
・飯田 真 ・中井 久夫
|
カスタマー平均評価: 4
天才の精神 私が人間もつ本源的な精神病理性に衝撃を受けたのは20歳前後に読んだ土居健郎の1冊であった。
本書は、6人の天才について、1人ずつ幼少期の環境よりおいかけてその精神状態を克明に描いた一冊である。すべての人間が動物から離れた歪んだ認識しかできない存在であるとすれば、天才と呼ばれる人はその究極の姿、つまり、病的と言うのは当然の結末であろう。
実はこの本を最初手に取った時は、天才として挙げられた顔ぶれに正直がっかりした(なぜアインシュタインは入っていないんだ!!とか)が、恥ずかしながらヴィトゲンシュタインの存在をこの本で知り、その後論理学・哲学にはまるきっかけを作ってしまったほどの本だ。
個人的には人類史上最大の天才はフランスのガロアだと信じているので彼の心象構造の解明を望みたい。また、本屋でほかに「天才と精神病」に関する本があったと思うが、未だ見つからない。だれか教えてくれないかな。
病跡学からみた科学 科学者のなした仕事とその人の精神的危機を表裏一体のものとして扱った書物です。 科学から遠い人でも,そのインスピレーションの源泉を自己の中にもある「病気」に引きつけて納得できて 科学者という生き物への理解が進むこと請け合いです。でも何かにつけて「苦悩」を「病気」と解釈するのが病跡学ですので, もし天才たちが自分の分析を読むことがあったら, 「おれってそんなに病気か・・・」 と落ち込んでしまいそうな1冊。 また天才の業績の解釈にもときどき, 「それよりもっともっと天才で奇跡的なのだけどなー」 と思わされるところもありましたが,それはさておき 濃い内容をすっと読ませる文章力が魅力です。
気質と育成歴の創造性 この本は、1969年1月か2月に、今は廃刊になってしまった中央公論社の、有名な科学雑誌「自然」に掲載されたパトグラフィー研究であったと記憶しています。この雑誌は、非常に素晴らしい科学雑誌で、イギリスの科学雑誌ネイチュアーに匹敵する内容で、格調高い読み物と科学的探究の面白さと共に最新の知見を紹介していました。その当時投稿者はこの雑誌を購読していました。高校三年の終りで、世の中は騒然としていましたが、今となっては遠い昔です。そして世の中に敏感で一番生き生きとしていた時代でした。そこに書かれていた、最初の人物は、アイザック・ニュートンで、それを読んだとき、子供のころから懐いていたイメージが崩壊した事を覚えています。究極の知性は、一種の狂気を孕んでいるのだ、と思いました。どこまでも平凡な人間に、天空の力学が、創造できる筈が無い。ペストを避け、生まれ故郷に戻ったアイザックは、そこで奇跡の創造力を発揮する。それに匹敵するのは、アインシュタインの1905年「特殊相対論」「ブラウン運動の理論」「光量子論」の創造の年しかありません。
この本に取り上げられている、六人の探求者たちの育成歴と気質を捕らえ「科学的想像力」が、実はその根源に一種の「妄想」ともいえる「信念」の延長上にあり、生の感覚こそが鍵らしい。I・二ユートンは、「微分積分の創造」、「光の粒子説」、「プリンキピアによる古典力学の創成」などで近代科学の創始者と目されているが、その真の実像は、ケインズの人物評伝の中で書かれている様に、ニュートンの研究ノートを見れば、最初の科学者ではなく最後の魔術師とでも呼びたくなるもので、彼はそれこそ本気で聖書を未来からの暗号で書かれた便りと理解していたらしく、もって生まれた集中力で記述されている神の意図を解読しょうとしている。その研究メモは、天体力学の研究を遥か凌駕する分量なのである。また金を合成しょうとして様々な錬金術の実験を試みている。彼の後年、妄想が重くなったのは、錬金術の実験で、多種の酸や重金属を吸い込んだ為と思われている。ダクト・チャンバーの無かった当時は、その為に死んだり中毒にかかる例が多かったのですね。もともとニュートンは、独立独歩の人であり、疑い深い性格の、人付き合いが極端に下手な人である。この範疇の人に、此処でも取り上げられているL・ウィトゲンシゥタインが居る。
才能ある分裂病圏の探求者は、着想を暖め続け、その妄想を、寝食を忘れた集中力で解こうとする。この手の人は余り人を恋しがらない、いつも自分の中にある、別な声との対話で探求を進める人であり、循環気質の持ち主の、探求を進める上で、他人の介在が絶対に必用な場合とは異なるらしい。飯田真氏が選択したのは、偶々この六人に過ぎないが、分裂、循環、躁鬱の三例の代表をお選びになられたのであろうが、この他にも興味深い人物は多々居る、日本人はここで選択はされていないが、「空海」などは、その俎上に上げても良い人物でしょう。ケプラー、ダビンチ、ディラック、岡潔、、南方熊楠、なども取り上げたら極めて面白いパトグラフィーが出来たことでしょう。
人物伝の読み方の一つとして 従来の偉人伝とは異なる偉人伝として読む事ができました。ここに出てくる人達の気質を示されているので、自分の行動と彼らの行動様式(成し遂げた偉業ではなく)と比べて、自分の気質も「こんなのかなぁ」と思いながら読める本です。著者あとがきにもありますが、湯川博士や朝永博士から好評であった本だったようです。そういう意味ではボーアやヴィトゲンシュタイン達と同時代に近い方々、彼らを身近な存在として感じられた方にはより好評であったと考えられます。そういう意味では、ニュートン、フロイト、ボーア、ヴィトゲンシュタインなど、この本に載っている科学者の半生を事前に読んでおく事で、より一層楽しめる本かもしれません。
天才と精神病理は表裏一体 天才数学者が精神分裂病(統合失調症)に悩むといった映画がアカデミー賞をとった。天才というと、その偉大な業績の裏には孤独や葛藤といった生活のアンバランスぶりがつねにつきまとっているイメージをもってしまう。本書を読めば、そういったイメージはけっして迷信ではないということを知ることができる。天才と精神的な病理とは表裏一体なのだ。 本書では、ニュートン、ダーウィン、フロイトなどの天才と呼ばれる科学者を、分裂病圏、躁うつ病圏、神経症圏の3つに分類する。ニュートンはひらめき型、ダーウィンはこつこつ型の科学者といったことはよく言われることだ。精神病理というキーワードを切り口にして、彼ら天才たちの生活や性格が浮き彫りにされていく。 天才でない凡人にとっても、なんらかの精神病理の傾向はだれもがもっているものだろう。自分がいったいどの分類に属しているのか、自分自身を知るヒントにもなる。
|
|
[ 単行本 ]
|
脳科学者 ラモン・イ・カハル自伝―悪童から探求者へ
・サンティアゴ・ラモン・イ カハル ・萬年 甫
【里文出版】
発売日: 2009-03
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,400円〜
|
・サンティアゴ・ラモン・イ カハル ・萬年 甫 ・Santiago Ramon y Cajal
|
カスタマー平均評価: 5
天賦の才がもたらす感性 1906年にノーベル医学賞を受賞したラモン・イ・カハルは,フランス国境に近いスペインの山村生まれである。受賞をめぐる経緯はともかく,彼が提唱したニューロン説が,現在の神経科学の基礎をなしていることは,確かなことだと思う。彼は,米西戦争の敗北を受けて,国からの要請により,この本を執筆したという。
背景はそれとして。
この本から伝わってくるものは,カハルの鋭い観察眼,そして,カハルがみたままに,読者の脳裏に浮かぶようなことばに移し替えるという,彼の卓越した能力だと思う。ある天才が,その視野を我々のような凡人に伝える能力を持つときに,どのような広がりを我々にもたらすかの好例が,本書だと思う。序文で,現スペイン大使が同国出身のピカソやダリになぞらえるのも,理解できることと私には思える。
幼少期から画家を目指し,医学者として大成したカハルの自伝は,芸術と科学のはざまにいる人たちにとって,良質な刺激を与えるものと思う。
|
|
[ 単行本 ]
|
核融合の40年―日本が進めた巨大科学
・山本 賢三
【ERC出版】
発売日: 1998-01
参考価格: 2,310 円(税込)
販売価格: 2,310 円(税込)
Amazonポイント: 23 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,399円〜
|
・山本 賢三
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
失われた発見―バビロンからマヤ文明にいたる近代科学の源泉
・ディック テレシ
【大月書店】
発売日: 2005-06
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
Amazonポイント: 39 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,389円〜
|
・ディック テレシ ・Dick Teresi
|
カスタマー平均評価: 5
これは、現代の「黄讃論」です! その昔、「黄禍論」なるものが西洋世界から出版され、(主に中国人と日本人に対して)物議を醸したものだが、これは全くその正反対、私達「東洋人」に対して極めて「公平」で「正確」な評価と認識を下している貴重な書物であると思います。
私達有色人種は、ともすれば「科学的思考法」や「合理的弁証法」に於いては、「白人種」と比べ、著しく劣っていると思われがちですが、事実はその正反対!
近代科学を推し進めて来たその淵源となる「力」は疑いようもなく、中近東や、エジプト、中国、南米等、の地域だった!・・・心のどこかでは、「白人種」に対して言いようのない「コンプレックス」を感じいてる「あなた」! 「キリスト教」を根幹にした「西洋文明」に対し秘かに「嫌悪感」を抱いている「あなた」!
21世紀は「東洋哲学」を基調とする「科学文明」が開花し、この「病める地球」を救済するだろうと期待している「あなた」!・・・・そんなあなた達にお薦めします。(^^)
この書籍については以下の自作のホームページ内でも詳しく解説等試みているので是非ご覧になって下さい。
http://masa3277.konjiki.jp/3index.html
『オリエンタリズム』再び サイードのオリエンタリズムを読んだ後だけに、実に感慨深いとともに、憤りも感じた。白人至上主義の連中全員に読ませたい本。よくぞやってくれました、という感じ。
サイードによると、1970年代のキッシンジャーの、東洋人(広く非西洋人一般)はニュートン力学を生み出さないなど、客観性に欠けるから白人に支配されて当然云々の発言があるなど、相も変わらず植民地主義、帝国主義のもとになった非西洋人蔑視が欧米で支配的なのだ。
まあ、現在のイラク情勢を見れば、わざわざキッシンジャーなんか引き合いに出す必要もないけど、この本によって、ニュートン力学が東洋になかったなどとは、もう二度といわせないぞ! むしろ、遅れていたのはヨーロッパの方で、中東やアジアの叡智のお陰をさんざん被ったくせに、てんで自覚がないわけ。いい気なもんだ。
それにしても、資料の山を良くこれだけ整理してまとめたなぁ、と関心。関連の文献のリストを見るだけで、作者の勤勉ぶりが判るというもの。労作です。
|
|
[ 単行本 ]
|
十八世紀の文人科学者たち―リンネ,ビュフォン,ヴィンケルマン,G.フォルスター,E.ダーウィン (叢書・ウニベルシタス)
・ヴォルフ レペニース
【法政大学出版局】
発売日: 1992-03
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,390円〜
|
・ヴォルフ レペニース ・Wolf Lepenies
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 新書 ]
|
ノーベル賞の決闘 (同時代ライブラリー)
・ニコラス ウェイド
【岩波書店】
発売日: 1992-09
参考価格: 999 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,345円〜
|
・ニコラス ウェイド ・Nicholas Wade
|
カスタマー平均評価: 5
馬の合わぬ二人 1977年のノーベル生理学・医学賞は、ロザリンド・ヤーロウ、ロジャー・ギヤマン、アンドルー・シャリーに贈られた。ギヤマンとシャリーの「先取争い」を追った本だ。
二人の研究者が同じテーマの研究成果を争う場合、勝利、名誉、業績……これらすべては、先に論文や学会で成果を発表した人のものとなる。「早い者勝ち」が科学の常識だ。
相手との駆け引きとなると、学会や雑誌での発表を温存して競争相手に情報を漏らさぬまま、ある日満を持してすべてを発表するといった戦法をとることもある。だがこの戦法はリスキーだ。発表を温存している間に競争相手に同じ成果を発表されてしまえば、なにもかもが水の泡に帰すのだから。「沈黙」か「開示」か。このふたつの間で揺れるギヤマンとシャリーのジリジリとした葛藤が伝わってくる。
けれどもこの本はそれだけにとどまらない。「早い者勝ち」という科学界の常識を揺るがしかねない事実を示してくれる。
シャリーは甲状腺刺激ホルモン放出因子という物質の構造の研究成果を、ギヤマンよりも先に論文にした。シャリーの勝ちだ。ところが、いくぶん社交的で筆も立つギヤマンは、巧みな宣伝活動によってそれがあたかも自分の研究成果であるかのような状況をつくり、対決を引き分けに持ち込んでしまったのだ。
名誉欲やライバル心は科学者にもあるだろう(ギヤマンはそれを否定しているが)。けれどもこの二人に限っては、最初からまったく馬が合わなかったという一言に尽きる気がしてならない。
さて、晴れのノーベル賞授賞式。けっきょく共同受賞となったこの二人は、目を合わすことはいっさいなかったという。性格の合わぬ人間の典型例をこの本は見事なまでに描ききっている。
ノーベル賞のためにお互い嫌がらせをしてまで戦う2人 とにかく、凄い話である。 成功すればノーベル賞確実という生理学上の発見(インシュリンだったか?)を先んじて行うために、2人の学者がお互い嫌がらせをしてまで死闘を繰り広げる実話である。 例えば、一方がほんの数ミリグラムの豚の脳下垂体を5トンも集めたため、アメリカだけでは足りなくなり、仕方なくもう一方は鶏でやったとか。学会ではお互いののしり合い、あまりひどいので政府が予算をしぶるとこまできたとか。 あまり難しい学術上の話はなく、むしろ双方のそういう行きすぎたライバル意識をドキュメンタリーで描いており、楽しくもはらはらしながら読み進められる。 さて、この話の結末はいかに。ノーベル賞は与えられるのですが、どちらがとるか、皮肉でちょっと空怖ろしくなる結末が待っています。
|
|
[ − ]
|
回想録 働くおじさんお医者さん
・大萱 千代子
【日本図書刊行会】
発売日: 1987-01
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,380円〜
|
・大萱 千代子
|
カスタマー平均評価: 0
|
|
[ 単行本 ]
|
崇高なる殉職 医聖野口英世
・小村 剛史
【杉並けやき出版】
発売日: 2004-11
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
Amazonポイント: 13 pt
( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 1,364円〜
|
・小村 剛史
|
カスタマー平均評価: 0
|
|