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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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マイケル・ファラデー―天才科学者の軌跡 (科学のとびら)
・J.M. トーマス
【東京化学同人】
発売日: 1994-12
参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,500円〜
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・J.M. トーマス ・J.M. Thomas
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カスタマー平均評価: 5
マイケル・ファラデー 天才科学者の軌跡 数あるファラデー関連書籍の中で最も正確簡明かつ資料がふんだんに挿入された名著である。それは著者であるJ.M.トーマスがファラデーと同じ英国王立研究所に勤務して研究し、ファラデーの暮らした部屋に住んだという特別な経験を有し、何よりもファラデーを身近に感じて敬愛していたことが、この作品の価値を高めている根本的な理由でろう。 ファラデーの一生涯に渡る人間像、科学上の業績と科学界への影響、現代社会への波及効果を網羅した、ファラデー伝であり科学史である。
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[ 単行本 ]
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美しき未完成―ノーベル賞女性科学者の回想 (20世紀メモリアル)
・リタ レーヴィ・モンタルチーニ
【平凡社】
発売日: 1990-08
参考価格: 3,262 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,500円〜
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・リタ レーヴィ・モンタルチーニ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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自然がほほ笑むとき
・伊谷 純一郎
【平凡社】
発売日: 1993-11
参考価格: 1,937 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,499円〜
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・伊谷 純一郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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マリー・キュリー―フラスコの中の闇と光 (グレート・ディスカバリーズ)
・バーバラ・ゴールドスミス
【WAVE出版】
発売日: 2007-05-15
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,499円〜
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・バーバラ・ゴールドスミス
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カスタマー平均評価: 4.5
対象との距離感が難しい タイトルから明らかなように、マリー・キュリーの伝記である。彼女が二回ノーベル賞を得ているのに以前から疑問を持っていたので、新しい伝記が出たのを機に読んでみた。
彼女は、1903年物理学賞ラジウムの研究、1911年ラジウムおよびポロニウムの発見とラジウムの性質およびその化合物の研究、でノーベル賞を授与されている。実は、ラジウムの精製だけでノーベル賞というのも、何となく過大だなあという印象を持っていた。本書を読んで、原子の構造を知る上で極めて重要な情報がラジウム研究から得られたことが分かって、かなり納得した。ただ、本書には2回目のノーベル賞の受賞理由についてほとんど情報がなく、初めの疑問の答えは得られなかった。
伝記としては、マリーへの思い入れが強すぎると感じられて、好感を持つことが出来なかった。マリーのラジウムへの愛や、むやみな医療への応用の期待は、科学者としてちょっと違和感を持ったし、ランジュヴァンとの不倫も現代でもやはりスキャンダルである。マリー自身への好感度を、少なくとも私に対しては、上げることに成功していない。
対象への愛がなければ伝記は書けないが、醒めたところがないと押し付けがましくなる。難しいところだ。
鮮やかなマリー・キュリー像 キュリー夫人の生涯がただ客観的に語られているのではなく、著者のマリーー・キュリー像がはっきりと表れた深い作品だった。
著者は徹底的な調査に基づいた詳細な事実を語りつつ、キュリー夫人をこれまでとは違った角度からとらえ、キュリー神話のベールを少しずつはがしていっている。特にポール・ランジュバンとのスキャンダルや、夫人自らが神話作りに荷担していたという事実は、一般的な伝記に描かれていた彼女のイメージとかけ離れていてまったく意外だったが、そこに私たちと同じ生身の人間の姿をかいま見たような気がして、モノクロだった彼女のイメージが一気に色彩を帯び、親近感や安堵を覚えた。そしてうつ状態に陥ったり病に伏したりしながらも苦難を乗り越え、前へ進んでいく彼女の姿は時代を超えて私たちに訴えかけ、大きな希望と励みを与えてくれる。
またマリー亡き後の子どもたちの活躍や、ラジウム、放射線、原子力のその後についても詳しく述べられており、ラジウムや放射線に対するマリーの愛情や科学の平和的利用を求める彼女の思いは、子どもたちに脈々と受け継がれているのだというメッセージが伝わってきた。
一人の人間としてのマリー・キュリー像が鮮やかに打ち出された、味わい深い作品だ。いい本に巡り逢えたと、心から思う。
新たな視点で描かれたマリー・キュリー マリー・キュリーは幾多の困難を乗り越えながら全身全霊で科学に取り込み、ノーベル賞を二回も受賞した偉大な科学者である。
だが本書ではただ清廉潔白な姿ではなく、さまざまな葛藤も抱えつつ、ひとりの人間として、女性として描かれている。子供の頃に伝記で見知った「キュリー夫人」像とはずいぶん異なり、驚くことも多い。
しかしそんなマリーはとても魅力的であり、現代女性にも共感できるところは多い。読み進むうち、マリーのことを、そして科学のことをもっと知りたいと思うようになってくるのではないだろうか。
本書に描かれている科学的内容はとてもわかりやすく、ラジウム発見に至るまでのエピソードも非常に興味深い。科学好きな方はもちろんのこと、これまで科学に興味のなかった方にも、ぜひ、お薦めしたい一冊である。
マリー・キュリーの人間性 小学生の頃に読んだキュリー夫人の伝記には、貧しい中ひたすら勉学、研究に打ち込み、その結果ノーベル賞を受賞するというようなことが書かれていた。少なくとも私の記憶にはそれぐらいのことしかなかったし、たいていの人はそんな印象しかないのではないだろうか。
ところが、この本では神格化されたキュリー夫人ではなく、マリー・キュリーの人間性が深く掘り下げられいる。今まで知らなかったスキャンダルな真実もあり、単なる聖女のようなすばらしい女性ではなかった。だが、そのスキャンダルな事件にも、今以上に男尊女卑だった社会にも、傷つき苦悩しながらも負けることなく前を向いて生きていく姿には心打たれるものがある。もちろん、なぜここまで神格化されたのか、その理由も書かれている。またその後のキュリー一族のことにも触れているので、とても興味深かった。ぜひ一読を。
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[ 単行本 ]
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生化学の魔術師―ポルフィリン (ポピュラーサイエンス)
・森 正保
【裳華房】
発売日: 1990-06
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,498円〜
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・森 正保
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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私の物理年代記(クロニクル)
・奥田 毅
【内田老鶴圃】
発売日: 2001-03
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 2,415 円(税込)
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中古価格: 1,498円〜
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・奥田 毅
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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そして数は遙かな海へ…東アジアの数理科学史
・佐藤 賢一
【北樹出版】
発売日: 2005-04
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,490円〜
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・佐藤 賢一
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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歴史のなかの科学コミュニケーション
・B.C. ヴィッカリー
【勁草書房】
発売日: 2002-12
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
Amazonポイント: 39 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,489円〜
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・B.C. ヴィッカリー ・Brian C. Vickery
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カスタマー平均評価: 5
科学技術の情報伝達 科学技術の情報伝達の歴史を知り、論文誌の役割を認識できた。
図書館、百科事典、印刷、用語分類など、基本的な位置づけはしることができた。
それでは、現代のWIKIのあり方に対して、どのような見解を持ちうるのかを聞いてみたい気がする。
日本には情報史を現した著作が少ないだけに意義がある 情報学を体系付けた大著をもつ著者が、書き下ろした歴史書である。情報の歴史を記述した書物も枚挙に暇があるまいが、本書は極めて学術的に世界史レヴェルの展望をもって書かれており、科学情報を主眼においているので、切り口が明快でわかり易い。典型は図表の多様である、図14、表31を上手く配して、コンパクトに人類の情報史を的確に表現している。筆者はかつて松岡正剛が著わした「情報の歴史」年表を通読したことがある、これは歴史的事象を列記したもので、時間的な前後や水平的な同時性などにきづかいながら読むと楽しめる情報史そのものである。著者ヴィッカリーは、この膨大な情報史を科学コミュニケーションという切り口でまとめあげたわけであるが、量を質に拙速な議論を構築したのではなく、的確な展望をもってなされている。それを証明しているのは図2歴史における科学と技術(p.4)である。この図を読むと著者が人類の歴史と情報史をどの断面で記述しようとしているのかを明快に述べているとも言える。この俯瞰図を社会生物学者エドワード・オズボーン・ウィルソンが見たなら、どのようなコメントを出すのか、筆者には興味津々である。
日本には情報史を現した著者は少ないが、欧米には前米国議会図書館長ブァースティンなどの碩学による労作もある。
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[ 単行本 ]
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我、自閉症に生まれて
・テンプル グランディン ・マーガレット・M. スカリアーノ
【学研】
発売日: 1994-03
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,300円〜
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・テンプル グランディン ・マーガレット・M. スカリアーノ ・Temple Grandin ・Margaret M. Scariano
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カスタマー平均評価: 5
環境の大切さがよく分かる 障がい児に関わっている全ての人にとって、予後は大きな関心事だと思います。でも、何が予後を左右するのか?自閉傾向?知的水準?それとも環境?それは様々な要素の組合せであって、1つではないと思います。でも、私の拙い経験からすれば、良い環境なしに、幸せな予後を過ごすことはとても難しいように感じています。例えば、小さい頃の様子などからして、この著者は割合自閉傾向の強い方だと思いますが、周りの素晴らしいサポートによってとても良い人生を歩まれているように見えます。障がい児の臨床に携わるものとして、この本を読んで、周囲の支えが子供達の人生をこんなにも明るく出来ると知ることは、とても嬉しいことでした。それと同時に、もっと頑張らなくてはと身が引き締まる思いでもあったのですが。障がい児・者に関わる全ての方にぜひ読んで欲しい本です。
ところで、「レナードの朝」で知られるオリバー・サックスの「火星の人類学者」という本の最後の章で、サックス博士がテンプル・グランディンに出逢った時の様子が描かれています。この本によって彼女の内的世界を知った後に、脳神経科医であるサックス博士が外側から見た彼女の様子を知ることで、また新しい発見が多くありました。関心がある方は、どうぞ手にとって見てください。その他にも、サヴァン症候群(「レインマン」などで知られる、幾つかの分野で突出した能力を示す自閉症児・者)の患者さんについても触れられており、読んで損はない本だと思います。
高機能タイプ わが子も自閉症児です。自閉症に関する本を色々読み漁りましたが、この本の著者は非常に知的の高い自閉症者ですね。
自閉症にも色々タイプはありますし、知能の高低の差は様々です。
自閉症者に対する理解は欧米と日本では随分違うものです。
自閉症に対する誤解、偏見が多い現実もあります。
欧米での対応プログラムを知りたい方は一読されることをお薦めいたします。
私事の意見ですいませんが、欧米人の方の書かれた本にしっくりいくものはひとつもありませんでした。
保護者・教育・学校関係の方々、ぜひ読んでください。 アスペルガー症候群に関して何冊か読んでいるうちにみつけた本です。「娘がそうかもしれない…」自閉症に関して誤解し、理解を深めつつあった私(母)ですが、この本をよんで衝撃をうけました。私自身、とても共感したのです。成人した自閉症スペクトラムの方々が本で自身の障害に気づく事が多いと聞きましたが、そのとおりでした。まわりにいた、ちょっと変わった子(人)、とっつきにくい子(人)、まわりとは何か自分は違う?相手を自分を「理解」するためにぜひ読んでみていただきたいです。この自閉症スペクトラムは障害ですが(心の病気ではありません)愛情と気づきによって「個性」に変わります!テンプルさんの輝きをこの本で感じてください。
感服の一冊 最近は自閉症の方々の本が多く出版されており、ニキ・リンコさんが言う所の「定型発達者」と「自閉者」との理解の溝が以前よりは埋まりつつあると思われる(それでもその間にはまだまだ深い溝が横たわっているとは思うのだが・・・)。この本は、自閉者が書いた最初の一冊である。彼らについてもっと知りたい、と思う人は、まずこの本を読むべきだろう。自分の障害の苦しみについて、障害であるが故に持てる長所と才能について、実に分かりやすく、ビビッドに、鮮明な記憶をもって描かれている(この記憶力の良さも彼ら特有の長所なのだろう)。著者は大学の助教授として、会社の社長として活躍しているのだが、それも、自閉症故に持てる才能を生かしてものもなのである。自閉者の方々・ご家族・周囲の方々が読む最初の一冊として、これ以上にふさわしい本はないと思われる。 それから、いかに自分が外側からの理解しかしていなかったかと思ったことがある。それは、自閉者が「触覚刺激を求めている」ということ。著者は幼い頃から、触覚刺激とそれを自分でコントロールすることを求めて、独自の機械を夢想し、そして自ら作り出した。触覚刺激を求める気持ちと避ける気持ちの相克の中で。「触覚過敏性」が自閉者にあるということは広く知られているが、だからといってそれを求めていないとは、何という浅はかな理解であったか、と恥じ入った。これは、全ての他者への理解に当てはまる教訓だろうと思われた。
自閉症について学びたい人へ 著者のテンプルさんは自閉症です。それも,かなり重い自閉症だと思います。しかし,彼女は大学の教員をしています。もし,自閉症の人がが身近におられる人なら,きっと心強く思われるでしょう。そして,自閉症に関わっている人なら,自閉症特有の物の見方,感じ方,そして人生を送る上での困難さを学ぶことができるでしょう。しかも,単にエンターテイメントとして読む人にも「こんな人生」もあるのだと興味深く読めることと思います。タイトルはいかめしいのですが肩のこるような本ではありません。多くの人がこの本を読み,自閉症への理解を深めて欲しいと思います。
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[ 単行本 ]
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学問と私 (三石巌 全業績)
・三石 巌
【現代書林】
発売日: 1989-10
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,478円〜
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・三石 巌
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カスタマー平均評価: 0
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