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[ 文庫 ]
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近代科学の源流 (中公文庫)
・伊東 俊太郎
【中央公論新社】
発売日: 2007-09-22
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 通常2〜4週間以内に発送 )
中古価格: 1,482円〜
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・伊東 俊太郎
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カスタマー平均評価: 5
素晴らしい著書です 科学史、比較文化史の巨人である伊東俊太郎氏の著作です。金子務氏の的確な解説に今更加えることもないのですが、レビューがないのも寂しいので二、三述べます。
解説通り、中世科学を明晰かつ広範に論じた名著であり、素人のわたしでも面白く読むことができました。文献や人間の移動による知の伝播や政治、精神史的背景が流麗な筆致で語られ、そのあたり、科学の変遷のみを述べる狭義の科学史とはなっていません。広く「歴史」に根ざした視点が感じられます。
また、伊東氏は必ずしも近代科学を最も優れたものとは思わず、数多くある「知の体系」の一つと認識しており、古代、中世、近世の科学を「劣ったもの」とはしていない。そのあたりも読んでいて、とても快く感じました。更に言うなら、空間的にも、西洋に必ずしも重点は置かず、むしろアジアの役割を非常に重視し、東西交流史的視点からも論じておられる。非常に示唆に富む著書です。
シリア語やアラビア語の原典への言及など、その広範さには舌を巻きます。凡例が最初に明確に述べられ、巻末の索引は豊富で、とても誠実に作られた本だと思いました。申し分などありようもなく、星五つとしました。
なお、数式等も出てきますが、とりあえずは高校生程度の知識で十分だと思います。
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[ 単行本 ]
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ニュートンの海―万物の真理を求めて
・ジェイムズ グリック
【日本放送出版協会】
発売日: 2005-08
参考価格: 1,890 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,050円〜
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・ジェイムズ グリック ・James Gleick
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カスタマー平均評価: 4.5
ニュートンの思考を活き活きと描く ニュートンについては、たくさんの書籍があるので、いまさらこのような薄い本が出てもたいしたことは描かれていないと思っていた。しかし、著者はグリックだ、何かあるはずだと思って読み始めた。凄い。ニュートンが身近な人のように感じられる。偏屈な天才という印象が強かった。しかし、本書では、家庭環境や生い立ち、学習や研究に没頭するナイーブな青年が、世界に対しての認識を変えてしまう姿を描いている。純粋な興味から、微積分、粒子の力学や流体力学、光の分解や反射望遠鏡を手がけ、信念のままに神学と錬金術を調べ、自分の理論と計算結果の一致、あるいは矛盾について認識し悩む。このような姿が、1次資料などを丁寧に構成して描き出している。
ニュートンの伝記(;'Д`)ハァハァ (;'Д`)ハァハァ ニュートンにまつわる伝記は数多いが、科学への興味を促している。高校入学前の中学生が読むのに適した本。
高校入学前に読みたかったな〜 分かり易く、気持ちよく読める長さと噛み砕きさ加減は絶妙。
思わず買っちゃいました ニュートン力学には凄く興味があるので、思わず店頭で買って しまいました。 私の知っているニュートン像は、微積分学の先行権争いで、 ライプニッツと戦っているという事がほとんど。この本のようなニュートンとニュートン力学の伝記を読むのは初めて。
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[ 単行本 ]
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1859年の潜水艇―天才発明家モントゥリオールの数奇な人生
・マシュー スチュワート
【ソニーマガジンズ】
発売日: 2005-09
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,050円〜
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・マシュー スチュワート ・Matthew Stewart
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カスタマー平均評価: 4
恐ろしき発明センス 凄い発想です。
19世紀後半に復殻式の船体、二酸化炭素吸収装置、バラストタンク、緊急時の錘、魚雷に大砲...。
まさに独のWWI時代のUボートです。
最初のU1はチャチかったので、レベル的には似ているかもしれません...
(U1の動力は蒸気ではなくってガソリンエンジンだったけど)
革命家の情熱の物語 19世紀中ごろ、混乱の只中にあったスペインでは世界中で最も画期的な潜水艇「イクティネオ号」が造られました。しかし当時のスペインでは重要視されず、その技術が認められないまま解体されてしまったのです。これはそのイクティネオ号を開発したアルフレッド・モントリウォールの伝記です。これは工学系の読み物としてはもちろん、当時のスペインを変えるべく活動した革命家たちの群像劇と思って読んでも面白いです。度重なる失敗の末、水の中に理想の都市の建設を夢見たモントリウォールの純粋さと情熱に胸が熱くなりました!
潜水艇に関する予備知識があれば読みやすいと思いますが、仕組みについての丁寧な説明、またその時代までの潜水艇の開発の歴史についても書かれているので、潜水艇についてあまり知らない人も十分楽しめると思います。
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[ 単行本 ]
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アインシュタインとピカソ―二人の天才は時間と空間をどうとらえたのか
・アーサー・I. ミラー
【阪急コミュニケーションズ】
発売日: 2002-11
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
Amazonポイント: 39 pt
( 通常2〜5週間以内に発送 )
中古価格: 1,049円〜
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・アーサー・I. ミラー ・Arthur I. Miller
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カスタマー平均評価: 5
アーサー ミラーがやってっくる 2006年8月30日 アーサー ミラー ファンへのお知らせです。
アーサー・ミラーが「次世代文化フォーラム」の基調講演者として、やってきます。読んでから行くか?行ってから読むか?
開催日:2006年8月30日(水)14:00?17:00
開催場所:東京大学安田講堂
参加費:一般2500円、学生1500円、
交流会参加費(定員100名):2000円
次世代文化フォーラムhttp://kamakura.ryoma.co.jp/?aoki/ace/forum.htm
問い合わせ Email: forum_ticketinfo@acejapan.or.jp
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[ 単行本 ]
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科学史こぼれ話
・佐藤 満彦
【恒星社厚生閣】
発売日: 2002-06
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,039円〜
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・佐藤 満彦
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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いくさ世(ゆー)にいのち支えて―沖縄戦を生きた助産婦の記録
・武田 英子
【ドメス出版】
発売日: 1992-09
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 1,033円〜
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・武田 英子
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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レオナルド・ダ・ヴィンチ コペルニクス―ルネサンスの科学 (漫画人物科学の歴史 世界編)
・宮川 正行
【ほるぷ出版】
発売日: 1990-10
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,030円〜
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・宮川 正行
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カスタマー平均評価: 5
中卒時に送られた、初めて執筆者自身に贈られたマンガ本 素朴なマンガだけれども、勢いがあって、当時の時代背景と、二人の主人公それぞれの熱意と純粋さに心惹かれるものだろう。巻末の解説は、マンガの著者のものではないが、手短くルネサンス当時のそれぞれの現象的な画期性を一覧している。
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[ 文庫 ]
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科学の社会史〈上〉戦争と科学 (岩波現代文庫)
・広重 徹
【岩波書店】
発売日: 2002-12
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,049円〜
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・広重 徹
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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数学をつくった人びと〈下〉
・E.T. ベル
【東京図書】
発売日: 1997-10
参考価格: 2,625 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 1,009円〜
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・E.T. ベル ・E.T. Bell
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カスタマー平均評価: 0
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[ 新書 ]
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科学史年表 (中公新書)
・小山 慶太
【中央公論新社】
発売日: 2003-03
参考価格: 1,008 円(税込)
販売価格: 1,008 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,005円〜
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・小山 慶太
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カスタマー平均評価: 4.5
近代科学史年表 『科学史年表』としていますが、実際に取り上げるのは、ほぼ近代科学のみです。いわゆる科学革命の後の変遷を年代順に辿ってゆく。どの理論がどのような歴史の中で発見されたのかが、コンパクトにまとめられています。
しかし、科学革命以前の科学史についてろくに触れていない。触れていないならだけなら文句はないのですが、その理由が言い訳にしか見えない。「天動説の弊害」、「方法論の欠如」、「学者と職人の区分け」など、それらが科学に値しない理由を挙げていますが、分析が稚拙なように見えます。近代科学の成果を当たり前のものとした今日の視点で過去の難点を指摘するのは間違ってると思う。むしろ、近代科学が普遍的な、絶対的な価値を持つのではなく、数多ある知の体系の一つであると見なすほうが、わたしには正しいように思えます。
この本は良書だと思いますが、そのあたりがわたしには不満だったので、星四つとしました。
古代からの科学の変遷、そして科学革命の歴史的意味合いを知りたいのであれば、伊東俊太郎氏の著作がよいと思います。『近代科学の源流』、『文明における科学』あたりが読みやすかったです。
400年の科学誌を4時間で! 〜 科学史のターニングポイントとなるような出来事を年代順に紹介した本。 年表だけれども章立てがあって「17世紀」「18世紀」「19世紀前半」「後半」「20世紀前半」「後半」と分かれている。各章では、それぞれの時代をざっと概観した後で、各年の出来事を1ページ弱で紹介する。 新書は判型が小さいので、扱う出来事は厳選されている。けれども、各章の〜〜最初にあるそれぞれの時代の概説が、そうした制約を十分に補っている。この概説でその時代の特徴を捉えたうえで各出来事を見ていくことになるので、その時代全体の雰囲気がどうだったのかがよくわかる。 また、各出来事の話の中には「アインシュタインは光量子仮説を唱え(←1905A)」というように、関連した出来事が“リンク”されている。これにより、〜〜一読しただけでは忘れてしまったことを手軽に読み返せるので、読んだ内容を記憶する効用もある。 こうしたつくりの本はあまりなかったと思う。この本のテーマは科学史だけれど、たとえば「ロボット史」や「金融史」など、いろいろなジャンルにも当てはめることができそうな企画だ。〜
年表って書いてあるけど読み物です。 ありそうでなかった科学史の本。 1601年から一年一ページで 科学の出来事がまとめてあります。 このくらいのボリュームにまとめてないと、 今は読む気がしないですよね・・・。
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