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[ 文庫 ]
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「相対性理論」を楽しむ本―よくわかるアインシュタインの不思議な世界 (PHP文庫)
・佐藤 勝彦
【PHP研究所】
発売日: 1998-12
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 7円〜
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・佐藤 勝彦
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カスタマー平均評価: 4.5
相対性理論とは 高校物理を勉強して以来7年ぶりに物理学に触れたが非常にわかりやすかった。
最後の方の説明は、物理学のキソを学んでいないと理解しにくいのでは、、、
と感じる部分もあるが、自分の興味から読み始めた相対性理論がここまで面白く感じるとは思わなかった。
この本の素晴らしさは物理学者が「美」と感じる理論に手軽に触れられること。
世の中の事象を簡潔な数式で表す。
そこに「美」を感じる物理学者の考えにもうちょっと触れてみたいと思った。 素晴らしい みなさんが高く評価してるとおりの素晴らしい本です。私は来年から大学生になる文系の者ですが、この本はわかりやすい。知的好奇心を掻き立ててくれます。万人が読んで、科学について考え、向き合うべきです。 簡単だけど、すごい。 やたらとレビューがベタほめだから読んでみたら、
こりゃあ、確かに良い本です。
原理を薄めず、簡単に書く。
だからといって、必要以上になれなれしい文でもない。
たまに出る主張も控えめで好感が持てます。
監修者の佐藤氏は宇宙論の権威なんですね。
学者としての自信と謙虚さ、
それに「視野の広さ」みたいなものがないと、
こういう書き方は出来ないと思います。
たとえ方がユニーク 三十数年ぶりに相対性理論の本を読みましたが、とても易しく解説されていて一気に読めてしまいました。
小学生時代に読んでいた相対性理論の本がこれだったら、自分は物理学者になっていたかも?と思うほどですね。 知識としての相対性理論 相対性理論についての概要本です。
その原理を概念レベルで説明してくれています。そのため、数式に
よる証明や細かな部分は省いています。そこが気になる、もっと知
りたいという方はこれを読んだ後により詳細に述べている本を購入
すればよいでしょう。とりあえずの入門書といった形になっています。
限定的条件下における“特殊”相対性理論、その一般化である“一般”
相対性理論の2つがあるそうですが、本書は「特殊」の説明が中心に
なります。どうやら「一般」のほうは数学的・物理的基礎知識がない
と、理解が難しいようです(アインシュタインが「特殊」発表後10年
間かけて完成させたのが「一般」だそうです)。「一般」については、
(細かな証明や原理よりも)結論としてどういうことが導き出された
のかということを説明してくれています。
パッパと読めるぐらいわかりやすかったです。私の場合は、数箇所読
み返して「これがこうで」とつながりを確認することもありました。
「時間」と「空間」、「質量」や「エネルギー」。別々に存在してい
ると思えるこれらが実は関連しているというのは非常に興味深かったです。
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[ 文庫 ]
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相対性理論 (岩波文庫)
・A. アインシュタイン
【岩波書店】
発売日: 1988-11
参考価格: 588 円(税込)
販売価格: 588 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 90円〜
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・A. アインシュタイン
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カスタマー平均評価: 4
他の本から始めよう ブルーバックスで相対性理論にふれた私です。
アインシュタイン自身の著書ということで大変名高いこの本を、いつか読みたいと思っていました。
結果、決して簡単な本ではありませんでした。数式がさっぱりわからん。
もちろん、わずかこれだけの分量の推論で、あの偉大な理論が見い出されたことは、驚異的ですが…。
相対性理論にこの本で初めてふれるというのは賢明ではないような気がします。
時間と歴史はすでに起こった事実である 時間と言うものを感じたのがいつか。私の場合年と言うものを意識したのは、昭和60年、阪神優勝のときだと思います。つまり11歳、1985年までは時と言うものを意識したことが無かったのです。その年までは、70年代と言う言葉も80年代初めという言葉も知らず、意識もせず、その埒外にあったのです。つまり、そこまでは世界は空間に過ぎなかったということになります。相対性理論を理解しようと努力する人は時間を感じられる幸せな人だと思います。
時間と空間と言う軸は生きているからこそ感じられるのです。 世界を変えた理論 あのアインシュタインの相対性理論を原論文で読んでみよう、という素晴らしい本です。
原論文とその解説とから成っています。
物理がわかる人はバリバリ原論文で。でも、苦手な人も解説を読めば、アインシュタインとほぼ同じ思考回路をたどることができます(ただ、難しい数学はいりませんが、頭は使います)。でも、論文のほうも読んでみるといいと思います。意味は分からなくとも、その美しさは分かるはず。
あまりに有名で、、、 あんがいいままでは専門分野の人達に読まれることが
おおかったこの「相対性理論」
それがほどよくこなれて、多少分かりやすくなっている。
あの舌をだしたアインシュタインがいたずらっぽく
読者を誘うのだろうか。今まであきらめていた君にも
わかるよ ぜひ一読!! 当方文系でした 大学の一般教養科目のテキストの一つでした。本は薄いが内容は“熱い”!?(笑)だから、物理、数学を知らない人は迂闊に手を出さないほうが無難。“相対性理論が何なのか?”を知りたかったが、理屈を理解するのにやっぱ物理、数学は必要。この本読んで感じたことは、自然科学とは絶えず塗り替えられる可能性がある、発展途上の学問だということだった。(苦笑)
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[ 大型本 ]
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みるみる理解できる相対性理論 改訂版―特殊相対論も一般相対論も実はむずかしくなかった! (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)
【ニュートンプレス】
発売日: 2008-03
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,395円〜
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カスタマー平均評価: 5
万人向けの入門書決定版 誰もが一度は聞いたことがあるであろう「相対性理論」を、誰でも理解できるように書かれた一冊。
相対性理論自体よりも、それにまつわるさまざまな不思議な現象を多く取り上げている。
視覚を最大限に生かした丁寧な説明。脱帽。
難しい公式・数式等は一切出てこない。
すべてが図と平易な日本語で説明されている。
それでいて、物理を専攻している私が読んでも非常にためになる。
理解しにくいところにはQ&Aが設けられているなど、徹底して親切なつくりになっている。
少しでも興味があるなら、教養としてぜひ読んで欲しい。
やっぱり大切、相対性理論 相対性理論そのものを説明した本というより、相対性理論からどのようなことがいえるかについて、いろいろな角度から工夫を重ねてやさしく解説して相対性理論に迫った本、と説明した方がより正確かもしれない。
とりあえず、わかりやすい。いかにもNewtonらしく、徹底してVisualで、よく考えられた的確で美しいイラストをちりばめ、丁寧に、出来る限り易しく解説してある。しかし、本書はそれだけではない。以前の版に対して寄せられた様々な意見を反映したQ&A欄を設けたり、読者モニターの意見を取り入れたりしてさらに一層のわかりやすさを追求している。
改めてつくづく感じたのは、相対性理論というのは物理の世界では本当に大切なものだな、ということ。確かに、相対性理論そのものを完璧に理解することは素人にはちょっと敷居が高い。一般相対性理論は特にそうだ。しかし、難しいからといって、それが何であり何を意味するものなのかということについてすら全く知らなくてもいいかというと、絶対にそんなことはない。たとえ、ほとんどBlackBoxとしての理解になったとしても、出来る限り知っておいた方がよい大切な教養というのは世の中にはいくつかある。そして、相対性理論はそのような教養の中でも大変重要なもののひとつだと思う。
理系とか文系とか、宇宙の前では大した問題ではない。こんなに見やすく、わかりやすく、そのためにいろいろな智恵をしぼって書かれてあるのだ。幅広い読者に一読をお勧めしたい。
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[ 単行本 ]
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図解 相対性理論がみるみるわかる本 愛蔵版
・佐藤 勝彦
【PHP研究所】
発売日: 2005-04
参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
Amazonポイント: 5 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 66円〜
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・佐藤 勝彦
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カスタマー平均評価: 5
相対性理論・アインシュタインって何? 相対性理論やアインシュタインは一度は聞いた事がある、内容についてはサッパリ。でも、この本では簡単な文章を右ページに、図解を左ページに載せてあるので頭の中でイメージしやすかった。物理に興味がある人・ない人にも理解できると思う。見出しにもあるが、今年は特殊相対性理論が発表されてから100年。アインシュタインが亡くなってから50年という節目の年でもあり、読んでいてとても楽しかったです。
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[ 単行本 ]
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相対性理論 (物理入門コース (9))
・中野 董夫
【岩波書店】
発売日: 1984-10
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 2,730 円(税込)
Amazonポイント: 27 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,644円〜
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・中野 董夫
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カスタマー平均評価: 5
相対性理論はなんとかわかったような気がします。 工学の本で、とっつきにくいのは、息をつく暇がないことが原因のような気がします。
松下電器のプログラミング学習のシリーズがよいのは、吹き出しでヒントや、息抜き、掛け声があるところです。 本シリーズでは、CoffeeBreakがよいと思います。
式も番号がふってあってありますが、論理的な飛躍を感じることがあるのは専門家ではないからかもしれません。
それでも以前よりは相対性理論について詳しくなった気がします。 良心的な記述 相対論の大家らしく、記述は非常に平易で「教科書」としては最適だと思います。奇をてらう書物が多い中で最もノーマルであり、文字通り「標準的」な教科書です。特殊相対性理論を学ぼうとする方は、是非本書を傍らに置いてほしいと思います。相対性理論について、最もよく理解されていた著者による教科書です。
特殊相対論の勉強の最初の一冊に最適 佐藤勝彦教授は著書の前書きの中で「相対論を知りたければ、一般教養書ではなく教科書を読むのが手っ取り早い」を述べていますが、相対論を知る為に最初に読む教科書として最適です。
本文206頁中175頁が特殊相対論についての記述であり、一般相対論はその概要が述べられるにとどまります。そのため、一般相対論は他書(例えば同じ岩波書店の佐藤勝彦教授の教科書)で学ぶ必要があります。
以下に本書の目次を記しておきます。
1.空間と時間
2.ニュートン力学
3.電磁波とエーテル
4.特殊相対性原理
5.ローレンツ変換
6.ローレンツ変換の4次元的定式化
7.相対論的力学
8.電磁気学
9.一般相対性理論の概要
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[ 文庫 ]
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一般相対性理論 (ちくま学芸文庫)
・P.A.M. ディラック
【筑摩書房】
発売日: 2005-12
参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 499円〜
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・P.A.M. ディラック ・Paul Adrien Maurice Dirac
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カスタマー平均評価: 4.5
翻訳本は誰が読むのだろう? 70年代にランダウ・リフシッツ「場の古典論」等で一般相対性理論を読んだ。その後、超薄いディラックのエレガントな原著読みました。当時はまだ、素粒子論学ぶ者にとって、一般相対論は、必須ではなかった。ランダウの「力学」のように天才による教科書であった。ランダウの「力学」は今も物理学を専攻する学部学生に役立つ。70年代の末、超弦理論の出現により、大部分の素粒子論専攻者に一般相対性理論は必須となった。大学院生は数学的に現代化されたTHORNの「GRAVITATION」等を教科書として学び、直ちに、超弦理論の論文を読むことになる。理論天文屋さんのようにゆったりしてはいられない。素粒子論は一番過酷な分野である。今、現在も。一般相対性理論のみを研究する者、ソーンのは厚すぎると感ずる物理学科学部卒の人で手早く理解したい人にはちょっと無理かな。その他趣味人以外いまさら翻訳されてもね・・・。科学を学ぶ者英語は当然読める。読む対象は難解な哲学書ではない、物理、数学である。われ等の多くは日本人、英語より日本語読む方が早いのは当然。薄いながら、Diracにしか書かれてないこともある。
賛否はあるが、天才による著書、翻訳しておくのは意義がある。翻訳者も一流である。
レベルが違いすぎて断念 この本を読む前に科学史的な本をまとめて読んでいて,その流れで調子に乗って手を出したが,6頁目ぐらいでノックアウト.
読了できず.
“簡明直截かつ美しい一般相対性理論の入門書”らしいが,理数系の大学で数学をちゃんとやっていないとたぶん撃沈します。
簡明ということを理解するには,前提で必要とされるレベルが違いすぎます。
理解できるひとには良い本なのだと思いますが,微積が苦手だった人は手を出してはいけません。 簡潔さは傑出した点だろうか? この本は簡潔であることがやたら賞賛されているが、
この内容をこの分量にまとめるのは実際大して難しくない(この本を手本にしなくても)。
元々、入門的一般相対論の本の半分近くを占める微分幾何の初歩は、数学の教科書から直接抜き出せばこの程度の分量も無いのである。
むしろ現代的に価値がある点は、他の本ではおざなりにされがちなエネルギー運動量テンソルや正準形式について詳しく論じていることだと思われる。
特に和書でエネルギー運動量テンソルをここまで理論ベースで詳しく解説した書は現在絶版となっていない物の中では本書以外に無い。 後世に影響を与えた教科書 この教科書は70年代に出版されたものだが、入門書としての価値は今日においても変わらない。80年代以降に出版された教科書に、少なからぬ影響を与え続けてきたと思われる。
この本は大きく二つの部分からなる。前半はブラックホールを目標とし、後半は変分から探る重力場方程式の性質と重力波である。説明は簡潔にして要を得ている。計算過程は丁寧であり代数的処理が多い。難しく感じる箇所も、前後をよく読めば必ず自力で解けるようになっている。公式の導出法もちゃんと説明されている。特に、後半部分の擬テンソルや重力波の説明は秀逸である。ただ、星の構造や宇宙論の話題は省かれている。30年前の本という時代の制約もあったであろうが、著者の慧眼も感じさせられるところである。時間の限られた一会社人間にとり、この教科書は本当に得がたい一冊である。過去に、入門書と銘打ちながら専門家用の本が出たことがあったが、天才デイラックの功績は入門書のありかたにも及んでいる。 理論の美しさを余すことなく堪能できます! Diracの「一般相対性理論」が文庫本になりました!
一般相対論が簡潔に&余すところ無く記述されています。
正に「エレガント」の一言に尽きます。
学生時代にDiracの「The principles of quantum mechanics」を読んで、
その数学的美しさに圧倒された記憶まで甦ってきました。
元々数学的美しさに彩られた「一般相対性理論」をDiracが解説するのですから、
美しくないはずがありません。
「The principles of quantum mechanics」共々、絶対的にお勧めします!
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[ 単行本 ]
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特殊および一般相対性理論について
・アルバート アインシュタイン
【白揚社】
発売日: 2004-10
参考価格: 2,520 円(税込)
販売価格: 2,520 円(税込)
Amazonポイント: 25 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 1,220円〜
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・アルバート アインシュタイン ・Albert Einstein
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カスタマー平均評価: 5
アインシュタインのエッセンスが詰まった一冊 岩波文庫版の「相対性理論」が図や数式を多用して“特殊”を極めて数学的に説明していたのに対し、本書では考察の前提となるニュートン力学やユークリッド幾何学のお約束の確認から始まり、徹底的に言葉で“特殊”から“一般”までの発想の展開を追っていく。前項の転換、応用、発展が示されるたびに「うぉなるほど」と目を啓かされる刺激が快い(その半分は勘違いかも知れないが)。ガリレイ座標が、t(時間軸)をローレンツ変換を用いて√-1ctと置き換えることで時間を特別扱いする必要のない四次元ユークリッド連続体として見なせるなど(これ自体はミンコフスキーの発想のようだが)、後にホーキングが唱える虚時間内のインフレーション理論のアイデアのきっかけが見えたような気がして興奮した(やはり勘違いかも知れないが)。
とはいえ、数学的な基礎体力のない読者にもわかりやすいかというと決してそんなことはなく、柔軟な想像力と高度な抽象思考力が要求されるなかなかの難物だ。加えて、一連のパラグラフで説いていることのイメージは伝わるものの、それを描出している日本語の方に違和感を覚えることもしばしばで、これは訳が悪いというよりも、そもそも物理学を記述する日本語のシニフィアンの伝統的な生硬さの為なのか、ともかく余計な部分で理解を妨げられているという感じが拭えない。ドイツ語が堪能なら原書で読んだ方がスッキリ理解できるのかも知れない。
一般相対性理論が発表された翌年(1916年)に執筆された本書には、その後改訂を重ねるたびに付け加えられていった付記が連なるが、そのなかで有名な「宇宙定数」をめぐるアインシュタイン自身の戸惑いも見え隠れして、その後の宇宙論の発展を思うと興味深い。
ともかく、何度も読み返してそのエッセンスを余すところなく吸収したくなる、アインシュタイン・ファン座右の書。 アインシュタイン本人の貴重な解説 アインシュタインによる特殊・一般相対性理論の解説書です。解説書は多いですがアインシュタイン本人が解説したという意味で貴重なものです。
思想の中にある背景まで噛み砕いて、数式を使わないで、説明をしてくれます。
密度の大変濃い内容ですが、取り組みがいのある本です。
物理学 この本は皆さんご存知の相対性理論について書かれた本である。この本の内容から見ると、まず第一に読者は想像力たくましくこの本を読まなければ、ならないのがわかる。ユークリッド幾何学等々の難しい公式を言葉で表し、さらにそれを読者が想像力で補う、これがアインシュタインの本意でもあったと思う。
世界物理年 世界物理年の今年、改めてアインシュタインの業績について考えて見る良い機会だと思います。普段何気なくお世話になっているカーナビだって相対性理論抜きでは役に立たないことを知ってますか? 何しろ作った本人の説明ですから 相対性理論の一般向けの説明は、例え話など持ち出して ずるずると長いものになっているものが多い。 その点、さすが作ったご本人だけあって、 相対性理論の各項目を2,3ページで 簡潔に述べている。専門家の方も 知識の整理に役立つものと思う。 相対性理論100周年記念を迎えるにあたって、 必携の1つと思う。
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[ 単行本 ]
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相対性理論 (岩波基礎物理シリーズ (9))
・佐藤 勝彦
【岩波書店】
発売日: 1996-12
参考価格: 3,150 円(税込)
販売価格: 3,150 円(税込)
Amazonポイント: 31 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 2,225円〜
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・佐藤 勝彦
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カスタマー平均評価: 3.5
中級者向け入門書 本書は相対性理論の、どちらかというと中級者向けの入門書だと思います。内容は特殊相対論よりも一般相対論の方に重きが置かれています。特殊相対論についてはテンソルによる数学的な説明がひととおりなされたあと、リーマン幾何学の説明に一章が割かれており、後半は一般相対論の解説となっています。その点、特殊相対論の部分については、特殊相対論の考え方に慣れていない人が読むと、数式を追うだけになってしまう可能性もあるので、特殊相対論については、もっと詳しく解説した本を読む必要があると思います。
また、リーマン幾何学をこの本だけから学ぶのは無理でしょう。入門書でもよいので、微分幾何学の本をひととおり読んでから、この本を読んだほうがいいと思います。
入門書とはいえ、ペンローズ図などついても書かれていて、扱われている項目は多いと思います。
ただ、他の評者も書いているとおり、数式の導出があまり丁寧ではなく、ときどきかなりはしょった書き方をしており、また解説も論理的というよりは感覚的なところがあるので、読みにくさを感じる部分は多々ありました。 分かりやすいような分かりにくいような みなさんのレビューを見ていると好評を得ているようですが、僕としては式の導出が詳しくかかれていない部分もあり、若干分かりにくい教科書だなと思いました。内山先生の教科書を参照しながら読むといいと思います。話題が宇宙論にまで至るので、幅は広いです。必要最低限がコンパクトにまとまった教科書だと思います。 ポイントを押さえた必要最低限の解説です。 ページ数の割に特殊相対性理論、一般相対性理論、宇宙論の初歩、と幅広い内容を扱っていますが、ポイントを押さえた必要最低限の解説です。よって無駄なく学習することができます。レベルは初級?中級であり解説は丁寧ですので、相対性理論に興味がある大学生や社会人に適していると思います。また、リーマン幾何学の説明は大変分かり易いです。ただし、共変形式の説明は分かり難いかもしれません(共変形式が相対性理論を学ぶ際の第一の難関だと思います)。共変形式に関しては風間洋一氏の「相対性理論入門講義」(培風館)が詳しく分かりやすいので、こちらを参照すればスムーズに読み進めることができると思います。 コンパクトにまとめてある 相対性理論(特殊から一般まで)をコンパクトにまとめており、相対論を一通り学ぶには適した本である。文章も分かりやすく書かれており、論理の展開も無理が無いので比較的読みやすい。 ただし、演習問題が少ないので将来的に宇宙論や重力・ブラックホールの研究などで相対論を頻繁に使うであろう人は、シュッツの「相対論」のような類書の演習問題を解くなどしてテンソル計算などに慣れておく必要がある。 『相対性理論』 理工学部学生向けの本です.すこし我慢すれば社会人にも読める内容になっています.書き方も親切ですし,宇宙論の入門書としてもいいと思う.ただし,シュワルツシルドの解やフリードマン・モデルの導入過程が少し省略ぎみなので,自分で式を展開しなければならない.いずれにしても名著の類に入る本だと思う.
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[ 単行本 ]
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相対性理論 (基礎物理学選書)
・江沢 洋
【裳華房】
発売日: 2008-09-30
参考価格: 3,780 円(税込)
販売価格: 3,780 円(税込)
Amazonポイント: 37 pt
( 在庫あり。 )
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・江沢 洋
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カスタマー平均評価: 4
手で計算していく楽しみがある解説 この著者の書籍はいつもどのような特徴があるのか期待しています。本書は、ある意味では期待と違っていましたが、別の意味ではなるほどと思いました。目次は
1 相対性理論の歴史
2 相対論的運動学
3 相対論的力学
4 電磁気学
5 4次元世界
6 力学の共変形式
7 電磁気学の共変形式
8 一般相対性理論へ
付録
A‐1 平行板コンデンサーの電場
A‐2 スピノル
となっていて、一般相対性理論の手前で終わっています。
冒頭の「はじめに」によると、「最初は簡単に、2回目は深く!」という方針です。とくに、「座標系を変えたときの種々の物理量の見え方の変化を調べる」となっています。そして各成分についていちいち計算するとあります。私は電磁誘導の話題を知ったときに、磁石の周りの磁場が、別の座標系から見るどうなるのだろうかとか、電流が流れるのかなぁ、熱運動(理想気体のエネルギー)はどうかと不思議に思ったのものです。最初に全体を眺めたのですが、類書よりもいろいろな例があげてありますが、もっともっとみせてもらいたくなりました。
予備知識としては、微積分と線形代数とベクトル解析というおなじみのものの他に、最後にグリーン関数が必要となるので複素関数論の基礎も必要なようです。また、この著者は朝永の「スピンはめぐる」を丁寧に解説した方ですので、その本でおなじみのトーマス歳差の話題もあり、量子力学の基礎的な事も知っておくと良いかもしれません。このように話題が豊富ですので、物理全体を一通り学習し終えた人の方が向いていると思います。もちろんこの本読みながら、足りない分野を並行して勉強していけば理想的な力がつくでしょう。これらを全く忘れてしまっているので、この年末の休みのあいだに何ページ読み進めることができるやら。いずれにしても、私の頭のボケ具合を除いて、良い本を良い時期に手にすることができました。
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[ 単行本 ]
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イメージできる相対性理論 曲がった空間・時間と徹底的に向き合おう (science・i BOOK)
・飛車 来人
【ソフトバンククリエイティブ】
発売日: 2009-05-30
参考価格: 1,600 円(税込)
販売価格: 1,600 円(税込)
Amazonポイント: 16 pt
( 在庫あり。 )
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・飛車 来人
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カスタマー平均評価: 5
相対性理論の基礎から有名な効果の数値結果まで、とことん詳細に説かれていて驚いた たしかに、相対性理論の有名な予想で、「曲がる光線」、「ブラックホールの存在」、「ニュートンの万有引力より正確な法則」、「空間だけではなく時空がゆがむ」など聞いたことがあるが、具体的に、いったい、「光線はどんな角度に曲がるのか」、「ブラックホールはどのぐらい重くて大きいのか」、「ニュートンの万有引力より正しい法則とはどんなことなのか」、また「それらは時空がゆがむというのと、どんなふうに関係しているのか」など、前から知りたかったが、この本を読んで、これらの疑問に納得のいく説明をもらえた。
また、目からウロコが落ちたような驚きは、「特殊相対性理論」は「一般相対性理論」を構成する大事な要素だったということ。
電卓を使って、光線の曲がりなどの数値もきちんと確認できた!それが出来たときは感激した!
滑らかなのぼり坂を進むように最後まで読み通しました。 これは、段階的に説明していく本でした。
徐々に特殊相対性理論の現象が紹介されていきます。
話しが進んでいくうちに、だんだん一般相対性理論が登場してきます。
いままで読んだ本では、突然「大きな壁」がでてきて、読むのを諦めるか、著者自身が説明するのを諦めているということばかりでしたが、この本では、そのような「大きな壁」がなかったので、最後まで読みとおせたし、著者もあくまで説明しきっていました。
「自由落下」しながら、空間と時間の「曲がり」を解いていきます。
有名なアインシュタイン方程も、専門的な数学を使ってない姿で登場し紹介されてます。
以前は、専門家以外に理解不可能という印象がありましたが、実は「重力はものを縮まらせたい」という、ごく簡単に想像がつくような法則でした!
また、アインシュタイン方程式の「解答」へもすすんでいます。
このとき加減乗除などの計算が、頻繁に出てきました。初めて読んだときは、数式をはしょって読みましたが、それでもおおよそのことは理解できました。
印象的だったのは、相対性理論の「簡潔」さでした。
本の構造も簡潔でした。 一般相対性理論のイメージができました。 特殊相対性理論については、いままで読んだ本から、なんとなく自分の中にイメージがありましたが、一般相対性理論については、まるでどんなものか何もイメージを持つことが出来ませんでした。
しかし、この本では一般相対性理論も、私にも理解できるきちんとした説明がしてあって、頭のなかで特殊相対性理論同様、イメージがわくようになりました。
どのように物質が空間と時間を曲げるかということを、あくまで、たくさんの図を用いながら、ていねいに説明してありました。
この本を読んで行くうちに、今まで一般相対性理論は複雑怪奇という印象しかありませんでしたが、実は、シンプルな骨子の重力理論であることがわかり、びっくりしました。
今まで読んだ本の中にも書いてあったかもしれませんが、ちゃんと分からずに読み終えていたので、私の頭の中に、「等価原理」とか「アインシュタイン方程式」という言葉は残ったことがありませんでした。しかしこの本では、ちゃんとそれを習えました。
もちろん、特殊相対性理論もちゃんと説明してありました。
私は数学や物理の専門家じゃないので、2章、8章、9章などの数式が多くなるところは時間をかけて読みましたが、使っている数学は、小数点を含んだ数字と分数のたし算、ひき算、かけ算と、二乗とか三乗とかと、ルートと、ピタゴラスの定理(三平方の定理)と円周率π、それと2つの三角形の各角度が同じなら大きさがちがってもその三角形は同じ形というようなことぐらいだったので、分かりながら読めました。
小学校高学年でも、親が少し手伝いながら一緒に読めば数学的には、挫折しないと思いますが、使っている言葉の論理を理解することを考えれば、高校生ぐらいからがよいかもしれません。
また、科学に興味がある中学生が、挑戦するのもいいんじゃないかなと思います。
絵本みたいにきれいな本なので、家の本棚に置くのもいいと思いますが、持ち運びにも手頃な大きさなので、バックにいれて電車の中でまた読みかえそうと思ってます。
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