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[ 単行本 ]
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タイヒミュラー空間論
・今吉 洋一 ・谷口 雅彦
【日本評論社】
発売日: 2004-11
参考価格: 5,250 円(税込)
販売価格: 5,250 円(税込)
Amazonポイント: 52 pt
( 在庫あり。 )
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・今吉 洋一 ・谷口 雅彦
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カスタマー平均評価: 5
タイヒミュラー空間論のステキな入門書 タイヒミュラー空間論は、複素解析と代数幾何の素養を必要とし、入門者には難解な理論とされてきた。本書は、出来るだけ少ない予備知識で、この理論を解説する優れた入門書であり、この空間への「座標」、「位相」、及び「複素構造」の導入、という3つの大きなテーマで構成されている。第1のテーマは、大域的な座標であるフリッケ座標とフェンチェル・ニールセン座標の導入の議論である。この根底に、閉リーマン面の被覆面(あるいは、フックス群モデル)の理論がある事を、読者は容易に認められると思う。 第2のテーマは、擬等角写像を用いた位相(特に、距離)の導入の議論である。特に、ベルトラミ方程式の可解性、即ち与えられたベルトラミ係数を歪曲係数にもつ擬等角写像の存在、及びそのフレシェ微分の積分表示に関する関数解析的な議論が非常に重要である。この結果、「タイヒミュラー空間は、フリッケ空間とともに、6g-6 次元ユークリッド空間と同相である」というタイヒミュラーの定理が導かれている。 第3のテーマ(複素構造の導入)は、ベルトラミ微分、擬等角写像、及び正則2次微分の各々の理論が美しく交錯する、本書のハイライトである。複素構造導入に関するベアスの素晴らしいアイディア、ヴェイユとピーターソンによるエルミート計量の導入、またその計量のケーラー性、更にその基本形式をフェンチェル・ニールセン座標で明示的に表すウォルパートの公式、などが美しい証明とともに述べられている。ここでは、「タイヒミュラー距離が小林双曲距離に一致する」というロイデンによる驚くべき大定理も紹介されている。 この本はタイヒミュラー空間を主題として、その位相的・解析的な基礎理論を語る事により、現代数学の魅力的な分野への案内書にもなっている。
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[ − ]
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新修代数学
・永田 雅宜
【現代数学社】
発売日: 1984-01
参考価格: 2,730 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 5,200円〜
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・永田 雅宜
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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群論の進化 (代数学百科)
・堀田 良之 ・庄司 俊明 ・三町 勝久 ・渡辺 敬一
【朝倉書店】
発売日: 2004-05
参考価格: 7,875 円(税込)
販売価格: 7,875 円(税込)
Amazonポイント: 78 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 5,200円〜
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・堀田 良之 ・庄司 俊明 ・三町 勝久 ・渡辺 敬一
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カスタマー平均評価: 4
詳しい証明がないのがいい この本では定理に対する厳密な証明はある程度省略し群論の進化の流れを解説されています。その為、詳しい証明も知りたいという人には不向きだと思いますが、大まかな流れを知りたいというかたには最適です。
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[ 単行本 ]
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数値計算工学
・森口 繁一
【岩波書店】
発売日: 1989-04
参考価格: 4,077 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 5,200円〜
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・森口 繁一
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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離散的反復関数系の理論―「マルチメディア・フラクタル画像圧縮」理論編 (A K ピータース・トッパン数理科学シリーズ)
・マリオ ペルギア
【トッパン】
発売日: 1995-11
参考価格: 2,854 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 5,199円〜
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・マリオ ペルギア ・Mario Peruggia
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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数理計画における並列計算 (経営科学のニューフロンティア)
・山川 栄樹 ・福島 雅夫
【朝倉書店】
発売日: 2001-01
参考価格: 5,145 円(税込)
販売価格: 5,145 円(税込)
Amazonポイント: 51 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 9,156円〜
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・山川 栄樹 ・福島 雅夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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リー群と表現論
・小林 俊行 ・大島 利雄
【岩波書店】
発売日: 2005-04
参考価格: 5,145 円(税込)
販売価格: 5,145 円(税込)
Amazonポイント: 51 pt
( 在庫あり。 )
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・小林 俊行 ・大島 利雄
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カスタマー平均評価: 5
日本語の本ではトップタイ:リー群の表現論 まあ、リー群の表現論の本なわけですが、リー群そのものがでてくるのは、本書の真ん中辺りからで、それまでは、コンパクト位相群が主な主題です。
最終的には、かなり詳しいところまで乗っているので、おそらく普通に手に入るリー群の表現論の本の中では一番詳しい本のひとつだと思います。
私としては、Shur duality関係の話を載せて欲しかったのですが、まあその辺りは洋書に譲って、とりあえず日本語の連続群の表現論の本はこれで十分ではないでしょうか。
もちろん、内容が充実している分、あまり初心者向けじゃありませんが、数学科なら3年くらいから、物理学科でも修士の院生から普通に読める位の親切設計なのでご心配なく。
ちなみに、この本を読了した人には洋書ですが、「Roe Goodman」と「Nolan R. Wallach」の「Representations and Invariants of the Classical Groups」がお勧めです。Shur's durlity他この本で扱えなかった話題についても詳しく乗っています。
リー群とリー環の表現論の素晴らしい入門書 岩波講座『現代数学の基礎』の「Lie群とLie環1、2」を合本し単行本としたもので、Lie群とLie環の表現論に関し非常に良く書けた入門書である。 本書のハイライトは3つある。 即ち、@[4章]コンパクト群G上の関数空間L2(G)へのユニタリ表現(正則表現)の既約分解を与えるPeter-Weylの定理の解説、A[8,9章]古典型コンパクトLie群の有限次元既約表現の分類を与えるCartan-Weylの最高ウェイト理論の解説、最後にBとして、上のAのCartan-Weyl理論で述べられた既約表現の幾何学的構成を与えるBorel-Weil理論の解説である。 特に、コンパクト古典群の有限次元既約表現の表現空間を、旗多様体上の等質直線束上の正則切断の空間で実現するというBorel-Weilの理論はまさしく本書の頂点に位置し、等質ファイバー束の幾何(及び、同変ファイバー束としての特徴付け)とその切断の解釈、並びにそれによる誘導表現の構成などが巧みに用いられており、棹尾を飾るに相応しい美しい理論で締めくくられている。 因みに、等質空間上の解析にリー群の表現論が本質的な役割を果たすのであるが、本書の10章では更に詳しく等質主束G→G/Hに同伴するファイバー束(いわゆる、等質ファイバー束)G×HF→G/HのファイバーFがベクトル空間の場合、HのFへの表現がGの等質束の切断の空間Γ(G×HF)への表現(誘導表現)に拡大できることが非常に明確に示されており、リー群の表現論とファイバー束の理論との関わりがより高い見地から展望出来て感心させられる。 本書の魅力は、リー群(やリー環)の表現論と等質空間の幾何との間にある美しい相互関連を教えてくれる点にあると思う。更にレベルの高いリー群の表現論を勉強してみたい、という気にさせてくれる素晴らしい本である。
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[ 単行本 ]
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反復積分の幾何学 (シュプリンガー現代数学シリーズ)
・河野 俊丈
【シュプリンガージャパン】
発売日: 2009-04
参考価格: 5,145 円(税込)
販売価格: 5,145 円(税込)
Amazonポイント: 51 pt
( 在庫あり。 )
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・河野 俊丈
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カスタマー平均評価: 5
Chenの反復積分へのよき教科書 この本で取り扱われている反復積分はChenという数学者に負っている。Chenというのはなかなか渋い仕事をする数学者で、中国生まれであるが、1940年代の後半にEilenbergのもとで、Ph.D.を取得している。その後中国に戻るが、1950年代末にBrazilにわたり、1960年にはPrincetonに移り、Rutgers大学等を経て、最終的にはIllinois大学に落ち着いている。1923年生まれで、1987年8月にIllinoisで息を引き取っている。この略歴から考えて、彼が文化大革命(1966?1976)の混乱に巻き込まれて、人生を、そして彼の数学者としてのCareerを空費しなかったことは、彼にとっても数学にとっても幸いであった。彼の最後の20年くらいはこの反復積分とHomotopy Theoryに捧げられている。彼の反復積分はPath Spaceに対するDe Rahm理論とでも云うべきものであるが、その究極的な目標は位相と解析の相互作用を経路積分を用いて研究することにある。この本で取り扱われている内容は、無限次元空間のおける、ある意味で有限次元的な部分であり、本来の無限次元空間での解析の序章と見做されるものである。
こんなに早く反復積分に関する教科書が日本語で著されるとは思っていなかったので、少々驚いているが、非常によく書けた本である。全部で7章からなるが、第1章だけは著者の言葉を借りれば“大学初年級の微積分の知識があれば読めるように書かれている。”ただし、本当にこの第1章が理解できる大学初年級の学生というのは、間違いなく非常に優秀な学生である。また第2章以降もかなり急勾配で第3章には早くもSpectral Sequencesが出てくるので、件の大学初年級の学生は完全にDropoutである。このあたりで大学初年級へのこだわりを捨てて、Chenの反復積分について全く知らない数学の専門家向けの本と見れば、大変Readableで時宜を得た出版と思われる。
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[ 単行本 ]
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微分積分学入門
・小田原 宏行
【北樹出版】
発売日: 1991-07
参考価格: 2,548 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 5,096円〜
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・小田原 宏行
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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征服微分積分 2次曲線・パラメータ曲線と極方程式
・石村 園子
【東京図書】
発売日: 2003-06
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 5,049円〜
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・石村 園子
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カスタマー平均評価: 0
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