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[ 単行本 ]
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エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか
・デイヴィッド・ボダニス
【早川書房】
発売日: 2007-08-24
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
Amazonポイント: 21 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 665円〜
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・デイヴィッド・ボダニス
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カスタマー平均評価: 4.5
内容は面白いが、翻訳に難 この分量で全体像が把握できると期待する方が無理と覚悟して読み始める。イギリス軍の動きの紹介は、本題のレーダー研究から逸れ気味だが、詳述された部分に著者のこだわりが感じられて楽しい。注にあるトランジスタ発明の記念写真の解説も鋭い。
惜しむらくは翻訳がこなれていないことで、特に珍しくない固有名詞を間違われると翻訳の気配りがその程度にしかされていないと思われてもしかたがない(ロンドンのEuston駅はユーストンで、オーストンではない)。
手元においておきたい本! 電気がどのように取り組まれてきたのか、理解されてきたのか、応用されてきたのか。科学者に焦点をあてた電気の歴史です。これが実に面白い読み物になっています。
電子は導線に沿って、その内部を流れることができる。この知見から、電報、電話、電球、モーターが生まれた。力場という推進力が電子を導線に沿って押しすすめ、また、十分強く揺すってやれば、この力は振動を始め、導線を離れて空間を伝わることもできる波となる。そこから生まれたのが、無線やレーダーであり、最終的には携帯電話に内蔵された。この話は半導体、そしてコンピュータにも繋がっている。
ジョセフ・ヘンリー、サミュエル・モーリス、アレグザンダー・グレアム・ベル、トーマス・エジソン、J・J・トムソン、マイケル・ファラデー、ウィリアム・トムソン、ハインリヒ・ヘルツ、ロバート・ワトソン・ワット、アラン・チューリングなど著名な科学者たちが人間性豊かに描かれているのもこの本の魅力です。
電話の呼び出し音のトリックなんて知らなかった。。。まぁ、読んでみてください。
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[ 新書 ]
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湯川秀樹の世界―中間子論はなぜ生まれたか (PHP新書)
・中野 不二男
【PHP研究所】
発売日: 2002-11
参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 665円〜
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・中野 不二男
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カスタマー平均評価: 4
ノーベル賞受賞までを世界情勢を交えて解説 〜私も、入学した小学校の1年生の教室の正面の黒板の上の年表に、敗戦と原爆の投下の隣「湯川秀樹、中間子論で日本ではじめてのノーベル賞を受賞」と書かれていたのを忘れられない。それほどまでに湯川の名前は印象深かった。本書は、湯川の生い立ちからノーベル賞の受賞までの履歴を、当時の日本および世界情勢、物理学の流れを巧みに取り入れて、読みやすく〜〜コンパクトにまとめている。湯川の葛藤や性格や生活の様子が、類書以上に、細かく描かれている。昨今の日本は、理数系を避ける人や、自分で考えることを拒否する人が多い。本書のような伝記を、学校の先生や学生に限らず、多くの人に読んでほしい。〜
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[ 単行本(ソフトカバー) ]
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古代ギリシア科学史の旅 (丸善ブックス)
・高野 義郎
【丸善】
発売日: 1996-12
参考価格: 1,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 655円〜
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・高野 義郎
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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近代科学を築いた人々〈下〉進化思想/熱力学/統計力学
・長田 好弘
【新日本出版社】
発売日: 2003-06
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 2,415 円(税込)
Amazonポイント: 24 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 657円〜
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・長田 好弘
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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近代科学を築いた人々〈中〉周期律/光/電磁気の先駆者
・長田 好弘
【新日本出版社】
発売日: 2003-05
参考価格: 2,415 円(税込)
販売価格: 2,415 円(税込)
Amazonポイント: 24 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 656円〜
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・長田 好弘
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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<なぜ生まれた?どう進化した?>早わかり科学史
・橋本 浩
【日本実業出版社】
発売日: 2004-09-30
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 653円〜
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・橋本 浩
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カスタマー平均評価: 3
コンパクトな科学史概論 本書は、コンパクトな科学史の概論書である。古代から現代までの自然科学の歴史を概観している。
本書の特徴は、第一に、科学と、その科学が生まれた時代背景とのつながりがしっかり説明されている点である。そのため、世界史一般の内容にも数多く触れられており、「このような時代だからこそ、このような科学が必要とされたのだな」ということが、ある程度納得できるようになっている。
第二に、著者が医師であることもあって、医学・医療の歴史もしっかりと扱われている。ほぼどの時代でも医学・医療について扱っており、他の科学史の本では見ることができないような、マニアックな人名や事実が紹介されている。
第三に、「早わかり」シリーズ全体の特徴ともいえるが、図解が多用してある。地図や表、流れを示したチャートなどが、ほとんどすべてのページに挿入されており、本文の理解を助けてくれる。
しかし、「可能な限り科学の広い分野を網羅すること」を意図したためか、事実の羅列に終わっている箇所も少なくない。そのため、科学の発展の流れが掴みにくくなっている。また、科学といっても、自然科学に限定されており、社会科学や精神科学には触れられていない。この点が残念である。
それにしても、古代から現代までの壮大な自然科学の歴史を、コンパクトに一冊の本にまとめたという点は評価できる。自然科学の歴史のおおよそのイメージは掴めるはずである。
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[ 単行本 ]
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アインシュタイン26歳の奇蹟の三大業績
・和田 純夫
【ベレ出版】
発売日: 2005-09
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 650円〜
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・和田 純夫
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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科学の発見はいかになされてきたか―宇宙物理学者の夢と欲望
・桜井 邦朋
【日本評論社】
発売日: 1997-07
参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
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( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 640円〜
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・桜井 邦朋
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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物理の超発想―天才たちの頭をのぞく
・ローレンス クラウス
【講談社】
発売日: 1996-04
参考価格: 2,039 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 619円〜
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・ローレンス クラウス ・Lawrence M. Krauss
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カスタマー平均評価: 4.5
若い人に読んでほしい本 タイトルに驚かずに学生に読んでもらいたい一冊です。偉い教授が著者であり、読者を飽きさせないような構成にも着目していただきたい。
若い頃にこそ読んで身につく書物。
単純にとらえることで法則性がみつかる。 普遍的な法則性を構築していくためには、まず細かいところをばっさりと 削ってしまう(モデル化)のが重要だった。本書では、実際に「牛」をモデル化して普遍的な法則を導き出しています。(笑) まずは、一つの球体と考え(単純すぎ?) 次に、二つの球体を一つの棒でつなぐ(頭と首と胴?) どんな結論が導き出されたかは読んでからのお楽しみ。 「私たちの町にピアノの調律師は何人いるか?」 この問いに対して予測する作業に物理学の楽しさと共通するものがある。 とにかく、物理の発想を身近なものに当てはめた、風変わりな本です。 同様なテーマで書かれた本を私は他に知りません。 (後半は多少専門的な話もありますが。。) 実は私、図書館でこの本にであったのですが非常におもしろく、 買って手元に置きたい一冊です。
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[ 単行本 ]
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朝からキャビアを―科学者セント・ジェルジの冒険
・ラルフ・W. モス
【岩波書店】
発売日: 1989-05
参考価格: 1,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 620円〜
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・ラルフ・W. モス
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カスタマー平均評価: 4
ハンガリー科学帝国の綺羅、星のごとく・・・ 20世紀のハンガリーからは、様々な分野で天才・異彩が輩出した。 音楽のバルトーク、コダーイ 数学のポール・エルデッシュ、あるいはフォン・ノイマン 物理学のウィグナー、テラー、シラード 医者で感染防御(といっても手を洗うことだが)のゼンメルワイスそして生物学ではこのセント・ジョルジ。 筋収縮のアクチン、ミオシンの発見。F-actinなんていうのもこの セント・ジョルジが見いだした。 クレブス回路の相当部分はセント・ジョルジの発見だし、世間的には なんといってもビタミンCの発見者として名高い。 重要な仕事はほとんど故郷のハンガリー時代、それも南部のセゲトという街で 行ったというのが素晴らしい。 19才で医学生として初めての論文を書き(肛門上皮の組織学) 20世紀の生理学、薬理学を次々と開拓し 40台でノーベル賞をもらい、政治的にも大活躍をし、戦後 ハンガリー大統領候補になり、大統領になり損ねた動乱期にも 次々と生物学的に重要な発見を続け、後半生はアメリカに渡り、 ボストン郊外の海洋学研究所で40年に渡りがんの研究を続け、 アメリカ時代はほとんど見るべき成果をあげ得ず、しかし 20才も年下の女性と2度の結婚をし、70年近く論文を出し続けた 男の波瀾万丈の物語である。 1920年代の一葉の写真がある。ハーレーのようなオートバイに 妻と子供と一緒に乗っている写真である。妻がハンドルを握っている、 後部座席の革ジャン風のセント・ジョルジはまるでジェームス・ディーンだ。 颯爽として格好のいいこと! いろいろな研究者の伝記があるが、一つの究極の生涯だろう。 40台でノーベル賞を貰うことの後半生への負担は余りに重い。
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