科学・テクノロジーに関するおすすめ本を紹介。是非読んでほしい本から、読んではいけない本まで正直に書評しています。

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科学史・科学者

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ファーブル伝 アシモフの科学者伝 (地球人ライブラリー) やんちゃくれ―コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記 大江戸フランケンシュタイン―ヱレキの虹 生物学を開拓した人たちの自然観―竹内均 知と感銘の世界 (竹内均・知と感銘の世界) 偉大な数学者たち (ちくま学芸文庫) 一世を風靡した事業家たち―アークライト/大河内政敏/タウンズ/ディズニー (竹内均・知と感銘の世界) シュレーディンガーの生涯 評伝 アインシュタイン (岩波現代文庫) 自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝
ファーブル伝 アシモフの科学者伝 (地球人ラ.. やんちゃくれ―コシノのお母ちゃ.. 大江戸フランケンシュタイン―ヱ.. 生物学を開拓した人たちの自然観.. 偉大な数学者たち (ちくま学芸.. 一世を風靡した事業家たち―アー.. シュレーディンガーの生涯 評伝 アインシュタイン (岩波.. 自分の体で実験したい―命がけの..


ファーブル伝

[ 単行本 ]
ファーブル伝

・イヴ ドゥランジュ
【平凡社】
発売日: 1992-12
参考価格: 3,670 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 609円〜
ファーブル伝
イヴ ドゥランジュ
Yves Delange
カスタマー平均評価:   0

アシモフの科学者伝 (地球人ライブラリー)

[ 単行本 ]
アシモフの科学者伝 (地球人ライブラリー)

・アイザック アシモフ
【小学館】
発売日: 1995-08
参考価格: 1,533 円(税込)
販売価格: 1,533 円(税込)
 Amazonポイント: 15 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 648円〜
アシモフの科学者伝 (地球人ライブラリー) ※一部大型商品を除く
アイザック アシモフ
Isaac Asimov
カスタマー平均評価:  5
伝記
アシモフの科学者伝
 アジモフ博士による科学者達の伝記。この本で取り上げられているのはアルキメデスからゴダードまで人類に影響を与えた偉大な科学者30名である。その当時の科学常識・殻を打破った彼らを描くとともに、「誰が何をなした」だけではなく「なした何か」を解りやすく解説してくれている。

 この本でも随所にアジモフ博士流のユーモアーが顔を出すので、それを見つけられたファンの方達はきっと北叟笑むことであろう。勿論、ファンでない方達にも一般教養を身につけるための本としてお勧めできる。


やんちゃくれ―コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記

[ 単行本 ]
やんちゃくれ―コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記

・小篠 綾子
【講談社】
発売日: 2001-10
参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 608円〜
やんちゃくれ―コシノのお母ちゃんと三姉妹の奮闘記
小篠 綾子
カスタマー平均評価:   0

大江戸フランケンシュタイン―ヱレキの虹

[ 単行本 ]
大江戸フランケンシュタイン―ヱレキの虹

・まさき ひろ
【蝸牛社】
発売日: 1994-08
参考価格: 1,835 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 606円〜
大江戸フランケンシュタイン―ヱレキの虹
まさき ひろ
カスタマー平均評価:   0

生物学を開拓した人たちの自然観―竹内均 知と感銘の世界 (竹内均・知と感銘の世界)

[ 単行本 ]
生物学を開拓した人たちの自然観―竹内均 知と感銘の世界 (竹内均・知と感銘の世界)

【ニュートンプレス】
発売日: 2002-10
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 600円〜
生物学を開拓した人たちの自然観―竹内均 知と感銘の世界 (竹内均・知と感銘の世界)
 
カスタマー平均評価:   0

偉大な数学者たち (ちくま学芸文庫)

[ 文庫 ]
偉大な数学者たち (ちくま学芸文庫)

・岩田 義一
【筑摩書房】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 600円〜
偉大な数学者たち (ちくま学芸文庫)
岩田 義一
カスタマー平均評価:  5
数学への「狂熱」について
半世紀をへて名著がよみがえった。 初版は1950年に「中学生全集」(全16巻)の一冊として筑摩書房から出たものだ。 タイトルのように、古代から近世にいたる2000年の間に排出した偉大な数学者たち の人生と業績が実に平易に簡潔に、また驚くべき事にひと続きの歴史として書かれている。 ガリレオや最後の登場人物であるガロアのように劇的な生涯を送った人物も少なくはないが、 読んでいて血わき肉おどる感動に次々おそわれるのは、そのためではない。数学が、まるで 生き物のように成長していく様が手にとるように伝わってくるからなのだ。数式も術語も ほとんど皆無なこのようなコンパクトな本で、なんという名人芸であろう! あとがきにこうある。「すぐれた芸術作品と同じように、数学においてもすぐれた著作は 深く人を感動させる」 なるほど、これは感動の連続体としての数学史なのだ。そして、 それを貫く主調低音は「数学への狂熱」すなわち「高度の精神の集中とそれをつづけていく 強い意志」である。「このことの中にこそ、何ものにもかえがたい深い喜びがひそんでいる」

一世を風靡した事業家たち―アークライト/大河内政敏/タウンズ/ディズニー (竹内均・知と感銘の世界)

[ 単行本 ]
一世を風靡した事業家たち―アークライト/大河内政敏/タウンズ/ディズニー (竹内均・知と感銘の世界)

【ニュートンプレス】
発売日: 2003-06
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 600円〜
一世を風靡した事業家たち―アークライト/大河内政敏/タウンズ/ディズニー (竹内均・知と感銘の世界)
 
カスタマー平均評価:   0

シュレーディンガーの生涯

[ 単行本 ]
シュレーディンガーの生涯

・D ホフマン
【地人書館】
発売日: 1990-03
参考価格: 1,470 円(税込)
販売価格: 1,470 円(税込)
 Amazonポイント: 14 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 600円〜
シュレーディンガーの生涯
D ホフマン
カスタマー平均評価:  3
あまりにも
余りにも著名な物理学者、シュレーディンガーの生涯を追った作品です。
単純に伝記物として、十分楽しめる内容と思います。
ただ、内容に予備知識無しだと入り込めない部分があるのも確かです。

評伝 アインシュタイン (岩波現代文庫)

[ 文庫 ]
評伝 アインシュタイン (岩波現代文庫)

・フィリップ フランク
【岩波書店】
発売日: 2005-09
参考価格: 1,365 円(税込)
販売価格: 1,365 円(税込)
( 在庫あり。 )
中古価格: 596円〜
評伝 アインシュタイン (岩波現代文庫)
フィリップ フランク
Philipp Frank
カスタマー平均評価:   0

自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝

[ 単行本 ]
自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝

・レスリー デンディ ・メル ボーリング ・C.B. モーダン
【紀伊國屋書店】
発売日: 2007-02
参考価格: 1,995 円(税込)
販売価格: 1,995 円(税込)
 Amazonポイント: 19 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 593円〜
自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝 ※一部大型商品を除く
レスリー デンディ
メル ボーリング
C.B. モーダン
Leslie Dendy
Mel Boring
C.B. Mordan
カスタマー平均評価:  4.5
自分を実験台にして、ちょっと真似できないことした人たちの話です
 十八世紀後半?二十世紀にかけて、人間である自分を実験台にして危険な実験を行い、後世の研究に寄与することになった10の自己実験を紹介していく一冊。  10の章の内容は、次のとおり(「訳者あとがき」より) 第1章 人間はどれくらい高温の空気に耐えられるのか。限界に挑んだジョージ・フォーダイスたちの物語 第2章 食べ物はどうやって消化されるのか。それを解明するため、涙ぐましい実験を続けたラザロ・スパランツァーニの物語 第3章 患者に痛みを感じさせずに抜歯や手術を行ないたい。麻酔法の発見に挑んだホレス・ウェルズとトマス・モートンの物語 第4章 ペルー特有の原因不明の熱病。その謎を少しでも解き明かそうと、自分の体に菌を感染させた若き医学生、ダニエル・カリオンの物語 第5章 黄熱病の感染の仕組みを解明すべく、自ら実験台になったジェシー・ラジアと、徹底した実験を通じて黄熱病対策の確立に貢献した黄熱病委員会の物語 第6章 ラジウムの研究を通じて放射線療法への道を開いたキュリー夫妻の物語 第7章 炭坑、海底、高山など、特殊な環境で働く人々が安全に呼吸できるようにしたい。そのために何十年も危険な空気を吸い続けたホールデーン親子の物語 第8章 自分の体で、世界で初めて心臓カテーテル法を成功させたヴェルナー・フォルスマンの物語 第9章 航空機事故などの非常時に、パイロットはどれくらいの減速の衝撃に耐えられるのか。スピードと減速Gの限界に挑戦したジョン・ポール・スタップの物語 第10章 隔離された環境下では、人間にどんな変化が生じるのか。それを調べるため、洞窟に長期間、ひとりでこもったステファニア・フォリーニの物語  読んでて、こう、まるで自分が被験者になったような錯覚にとらわれました。胃袋がでんぐりかえる気がしたり、異常に熱っぽくなった気がしたり、凄い風圧にさらされている気がしたり・・・。異様にスリリングで、断崖絶壁に立っているような、めまいにも似た感覚を味わいましたね。物語の主役たちに感情移入しすぎたせいかな。ちょっと気分が悪くなりましたけど(汗)  「訳者あとがき」で、<良い子はけっしてまねしないように>と書いてあったけれど、良い子じゃないけどまねなんかするもんか!って思った(キッパリ)
役に立つ人体実験
この世の中 「何でこんなことができるの?」 という類のものが多くある。 ちょっと考えただけでも、 ・なんで飛行機ってとぶんだ? ・なんで臓器なんてものを移植できるんだ?? 当然、元はできなかったものがある時点から実現している。 ライト兄弟は1903年12月17日、人類初の飛行機による有人動力飛行に成功。 臓器移植は1936年にヒト間ではじめて行われた。 いずれもそれらの実現に向け、多くの実験と失敗が繰り返されてきた。 この本は科学者たちが自分の体を使い、 命がけの実験をしてきたという記録である。 例えば「袋も骨も筒も飲み込んだ男」として、 イタリア人科学者 ラザロ・スパランツァーニが取り上げられている。 消化を研究すべく、布を飲み、木の筒を飲んだ。 自らの興味が強かっただろうが、人のためになろうという強い意志もあった。 ところ変わって、現代の政治家ってぇのはナンなんだ。 汚職、贈収賄、媚び諂い。 この本に出てくる科学者は、自らに痛みを強いて、他人を助けた。 方や今の政治家は、他人に痛みを強いて、自らを助く。 あぁ、なさけない。
自分を実験台にする科学者の崇高さとは・・
あまりにも衝撃的な表紙の絵を見ると、内容に不真面目さがあるのではないかと疑ってしまいますが、 サブタイトル「命がけの科学者列伝」とあるように、科学的視点から非常に重要である真実の 探求のために、科学者が結果として自分を実験の被検体として用いなければならなかった状況と その時代背景、世間からの要求、本人の欲求など様々な側面から事例検討されています。 古くは18世紀からの研究?1980年代の話まで10例があります。驚くことに、この本に 挙げられている内容は、数ある科学者自身が実験台となった科学実験の中でも代表的なものだけであり、 その他にも数多くの検討がされていた(現代でもされている)ことがあとがきに述べられています。 動物で代用が効かず、他人へ被害を及ぼすことはできず、しかしながら自分の信念を曲げて 確認しないという選択を取らないで果敢にも自分の命を賭してまでも科学的な真実を探求した 科学者の崇高さに感動しました。 現代の数多くの科学的知見の中にも自分を実験台とした例(寄生虫を自分の体内に導入するなど)が、 奇異な例として挙げられていますが、科学者の目から見ると、真実探求のためには避けられなかった 選択であることも、すべてがそうであるとは言い切れませんが、本書を読むことにより 理解できる気がしました。
すごい科学者がこんなにいるのだ
評者は以前、ある薬科大学に所用で入ったことがある。マウスの塚があった。特に医学のためと称して、たくさんのマウスが実験のために命をおとしていることは、なんとなくわかっていた。ただ、薬や病気は最終的に人間が行わなければならず、誰かが必ず人体実験をやってきた。その列伝が書かれていた。本書60ページにある、ペルーいぼ病に自らかかってみて、死んでしまう人のことが非常に生々しく、印象的だった。病気にかかって弱っていく様が克明に記録されている。研究者は物事の発生から消滅までの一連の出来事をきちんと記録していく、というのが仕事なのかと再認識させられた。限界を見たい、というのがそもそものはじまりだ、ということにも気付いた。
我が人生にエッセンスを
この本は科学者が自らの命と引き換えに、さまざまな偉業を成し遂げた記録である。 もしかりに偉業にならなければ、ただの物好きで終わってしまったのかもしれない。 でも私がここから読み取ったものは、 誰にでも興味や、心奪われるものがあればこそ、人生は豊かになっていくのではないだろうかと勝手にここに載っている人達の発見する幸福感を一緒に味わったような気がした。 病気の人や、悩みがある人とか、普通なら「なぜ自分だけが」とか とかくダークな感情に流されやすいが、 この本を読むと自分にしか出来ない事があるのではないか、自分だからこそわかる事が あるのではないかと、ちょっと視点を変えるだけで 人生に豊かさを求められるのではないかと思える。 みんな日常的に「大好きなチョコを食べると幸せな気分」とか 「この枕だと安眠出来る」とか日々自分の体で実験しているのである。 本の方たちは素晴らしい方ばかりだが、 そんな感情も芽生えさせてくれた一冊となりました。

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 更新日 2009年7月9日(木)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール      相互リンク