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[ 単行本 ]
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ノイマンとコンピュータの起源
・ウィリアム アスプレイ
【産業図書】
発売日: 1995-09
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,590円〜
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・ウィリアム アスプレイ ・William Aspray
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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越境する巨人 ベルタランフィ―一般システム論入門
・マーク デーヴィドソン
【海鳴社】
発売日: 2000-06
参考価格: 3,570 円(税込)
販売価格: 3,570 円(税込)
Amazonポイント: 35 pt
( 在庫あり。 )
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・マーク デーヴィドソン ・Mark Davidson
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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生命科学の近現代史
【勁草書房】
発売日: 2002-10
参考価格: 3,570 円(税込)
販売価格: 3,570 円(税込)
Amazonポイント: 35 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
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カスタマー平均評価: 5
入門書として最適 生命科学ひいては生命倫理に触れようとする者にとって、本書は格好の書といえるだろう。多岐にわたる問題設定が、生命科学というもの持つ「多様性」を示している。一見、ばらばらに見えるテーマ設定も「生命」というものを共通の問題設定とすることによって、複合性を体現することを可能にした。 もちろん、もっと深く学びたいものにとっては、テーマごとについての記述が浅いとみる向きもあるだろうが、著者たちも現在日本の先端を行く研究者で構成されていることを考えれば、現状を知るといった意味で充分「濃い」本である。 買って損なし。
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[ 単行本 ]
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講演集 (三石巌 全業績)
・三石 巌
【現代書林】
発売日: 1990-03
参考価格: 1,529 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,500円〜
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・三石 巌
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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ラボアジエ 1743‐1794
・エドアール グリモー
【内田老鶴圃】
発売日: 1995-11
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 3,990 円(税込)
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( 一時的に在庫切れですが、商品が入荷次第配送します。配送予定日がわかり次第Eメールにてお知らせします。商品の代金は発送時に請求いたします。 )
中古価格: 3,500円〜
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・エドアール グリモー ・Edouard Grimaux
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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評伝 岡潔―花の章
・高瀬 正仁
【海鳴社】
発売日: 2004-04
参考価格: 4,200 円(税込)
販売価格: 4,200 円(税込)
Amazonポイント: 42 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,500円〜
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・高瀬 正仁
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カスタマー平均評価: 5
大作の驚くべき姉妹編 昨年出版された大作「評伝岡潔(星の章)」の姉妹編である。なぜ続編ではなく姉妹編なのか、多少訝りながら読み始めたが、たちどころに納得できた。前作で、徹底的なフィールドワークに基いて、このすぐれた天才数学者を身近な存在として、誰もが親しめるように一本の道を切り拓いてくれた著者は、この「姉妹編」では、大胆にも、読者を可能な限り、天才が踏破した数学のフィールドに親しめるように工夫を凝らしてくれているのだ。 発表当時、国内には理解できる数学者が皆無であり、世界的にも僅か数名しかいなかったであろう、この天才の卓絶した業績を、一体どのようにして、われわれのような一般読者に伝えようとしているのか。 著者はまず、前作で一度触れた中谷治宇二郎との、まるで音叉が共鳴するように響き会った友情を再び取り上げる。今度は、遺族の手によって大切に保管されていた治宇二郎のたくさんの手紙をもとに、二人の心情の共鳴が二人の学問の基盤を形作った様を検証している。(「トノンの盟約」) この傑作の中程に、ガロアの遺書からの引用を踏み台にして、全編を貫く主題が静かに語られている。〈もし学問で自信のある成果を摘んだという確信が訪れたなら、即座に理解されないことをむしろ喜んで、それを理解する力と共感し得る心情をもつ学問の仲間を探し当てて小さな精神の共同体を形成し、新しい学問の生成をめざさなければならないのである。心情と心情の共鳴こそ、学問というものの共通の基盤であり、学問の世界にただよう神秘感の、永遠に尽きることのない泉である。〉(238頁) この主題は長い時間をかけて著者の信念になったものと思われるが、岡潔の超絶した学問にも同様のテーマが貫かれているとの確信が、それを読者に伝えようという熱意を育んでいるかのようだ。数学ノート(U)で解説された内容は、素人には驚くべき高度なものであるし、戦中戦後の研究生活の描写も通俗の誤解を恐れることなく、調査された通り妥協なく描かれている。世界の数学者たちの来訪、の章にいたってやっと一息つくことができるのだが、この章を貫くのもまた「心情と心情の共鳴」というテーマであって、カルタンやヴェイユ、そしてジーゲルらとの共鳴は、適切な解説にもかかわらず、知的には到底理解不可能なのであるが、読者は自然と何箇所かで泣いてしまうであろう。
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[ 単行本 ]
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ロジカル・ディレンマ ゲーデルの生涯と不完全性定理
・ジョン・W・ドーソンJr
【新曜社】
発売日: 2006-12-19
参考価格: 4,515 円(税込)
販売価格: 4,515 円(税込)
Amazonポイント: 45 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,490円〜
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・ジョン・W・ドーソンJr
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カスタマー平均評価: 4
すごい人、すごい本 えらい科学者ってどういう人でしょう? ”アメリカ科学アカデミー紀要”のような一流雑誌に多くの論文を載せた人? 日本でも広く知られている世界的な科学賞を受賞した人? マスコミでよく解説している人? そういう人もえらいのでしょうが、ゲーデルはいずれにもあてはまりません。でも彼の功績は、そういう人をはるかに超えています。だから伝記が出るわけです。この本では人生(life)についての記述と業績(work)についてのそれとが物語の縦糸と横糸になって進んでいきます。人生については激動の20世紀世界で一学者、その家族がいかに戦っていったか、ということになるのでしょうか。著者は”精神障害”に相当こだわっていますが、その内容はゲーデルが捨てざるをえなかった祖国オーストリアで大戦中に発表された”アスペルガー症候群”でうまく説明がつくように思います(アメリカで紹介されたのはゲーデルの論文と同じくずっと後のことです)。帯にあるような”悲惨”はいいすぎでしょう。親子ほどちがうアインシュタインに(いい表現がわかりませんが)かわいがってもらうって、すごく幸せにみえます。”栄光”といえるほど評価されなかったことにはびっくりなのですが、それは業績があまりに難しいからです。数理論理学の知識のない私には、きちんと読めたのかよくわかりません。いいかげんな誤植があってもおかしくないので、ヒマな方は探してください。それでも著者が膨大な資料(多くは手書き)を読み解き、わかりやすく説明しようとされたことはすごいことだと思います。翻訳もよくできています。分担して訳されたとのことですが、文体に段差を感じません。訳者あとがきもどちらが書かれたか、わからないほどです。もちろん明らかな誤字あるいは変換ミスが複数ありますし、”普通ここはこう書くだろう”とつっこみたくなる表現もあります。だから星1つとりましたが、文句をいうなら多くの参考文献のうち一つでも翻訳してからなのでしょう。生誕100周年にぎりぎり間に合って、次は150周年まで忘れられるとしたら、もったいない本です。”不完全性定理”では不完全な気がする方はぜひ読んでみてください。損はしませんぜ。
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[ 単行本 ]
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アインシュタイン―天才が歩んだ愛すべき人生
・デニス ブライアン
【三田出版会】
発売日: 1998-04
参考価格: 3,990 円(税込)
販売価格: 品切れ中
中古価格: 3,456円〜
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・デニス ブライアン ・Denis Brian
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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創造と進化―科学革命とキリスト教〈3〉 (科学革命とキリスト教 (3))
・J.H. ブルック ・R. ホーイカース ・C. ラッセル ・A. リチャードソン ・C. ロウレス
【すぐ書房】
発売日: 2006-04
参考価格: 3,360 円(税込)
販売価格: 3,360 円(税込)
Amazonポイント: 33 pt
( 通常6〜9日以内に発送 )
中古価格: 6,011円〜
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・J.H. ブルック ・R. ホーイカース ・C. ラッセル ・A. リチャードソン ・C. ロウレス ・John H. Brooke ・R. Hooykaas ・Colin A. Russel ・Alan Richardson ・Clive Lawless
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カスタマー平均評価: 0
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[ 単行本 ]
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グレート・インフルエンザ
・ジョン バリー
【共同通信社】
発売日: 2005-03
参考価格: 3,360 円(税込)
販売価格: 3,360 円(税込)
Amazonポイント: 33 pt
( 在庫あり。 )
中古価格: 3,999円〜
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・ジョン バリー ・John M. Barry
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カスタマー平均評価: 4.5
今年読んだ本のベスト1になるだろう 今年読んだ本のベスト1になるだろう。まだ一月なのに。500Pの大作だけど、インフルエンザに対するイメージが変わるよ。あと、医者と公共団体への信用が読んでると乱高下する。いいほうに評価すれば、「危機にこそ、本性がためされる。ああいう人になりたい」と思えるよ。小川一水が社会危機を理想の世界で回避するお話を組み立てるのに対して、現実の世界だとこうなるんだというのを思い知らせてもらえます。小川一水に出てくる半分くらいの理想の行動が現実に行われ、そして半分は理想どおりにいかなくて、たいへんなことになります。悪い人が半分くらいいい人に転ぶんだけど、転んだ時期がもう遅かったとかいろいろあったりします。初動体制の確保と社会の安定がどれだけ重要かというのが思い知らされます。
あとがきで最初の80P(ジョンホプキンス大学創立式典のパート)を掲載できなかったと書いてあり、そこの部分が読みたいので、ひさびさに英語の本を読もうとか思ってます。
それくらい入れ込んでるから、ぜひ読んでね!
身の毛もよだつ恐怖 新型トリインフルエンザの恐怖が取りざたされているなか、そしてSARS流行の記憶も新しい今、まさに読むべき一冊。ウィルス自体の病原性による恐怖ももちろんだが、それが発生してからpandemicとなるまでの過程で社会がいかにパニックに陥っていくかが克明に描かれています。病原体がウィルスであることも当時は明らかでなかったことや、行政の迅速な対応がいかに大切かということも描かれています。 医療従事者にもお勧めの一冊です。
S・キングのスタンドと一緒に読むと怖さ100倍 スペイン風邪という名称になぜなっていったのか、第一次世界大戦当時の歴史をまったく別の角度から読んでいくような感覚。ここ100年の歴史って知れば知るほど興味深い。
恐ろしい病気 本書に描かれるスペイン風邪は実に恐ろしい病気だ。感染力が極めて高く、症状は急速に現れる。患者はチアノーゼで肌の色は黒くなり、鼻や耳からさえ出血しする。患者を検死した医学の権威は「これは何か新種の感染症か伝染病に違いない」と言った。だが「ただのインフルエンザだった。」 本書では流行の発生と蔓延の経緯、背景となる第一次大戦下のアメリカの社会情勢、病原体の究明と治療法の開発に挑む医学者の挑戦と挫折が余すところ無く書かれた510ページに上る大作で読み応えがあることは間違いない。 だからといって小難しい専門書では決してなくむしろ伝染病を扱ったパニック小説のように読める。そして読後には身近な病気であるインフルエンザに関する認識が一変するに違いない。
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