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実生活のなかの科学
　身の回りのモノを「材料科学的に理解するとどういうことなのだろうか」 という問題意識を持っている人にはおもしろいのではないだろうか。 読みやすく易しく書かれている。この分野の入門的な本だろうと思います。 内容は充実している（と思う。）。 　変形するもの、流れるものがどのような特性をもっているかを紹介してい る本です。各章は以下のような構成になっている。 １章　フックの法則をご存じですか？ ２章　弾むゴムと弾まないゴム ３章　弾性液体 ４章　割れる液体 ５章　牛乳の仲間 ６章　ペンキとマヨネーズの仲間 ７章　流れる固体 本のなかで説明されているモノ、概念については 弾むボール、弾まないボール、ゴム、ゲル、ゾル、ガラス、牛乳、ペンキ・・ 　私自身は 高校の化学で学習したコロイドについて豊富な例に基づいて実感を伴って理解 したいと考えていた。多様に見える材料をブラウン運動、分子間力、粘性など の違いにより関連づけて理解できた思います。また、ゼラチンのような物質に ついてヤング率、ポアッソン比、剛性率、体積弾性率などの物理量を使って考 えてみるといい演習問題になった。（これは、小出昭一郎の物理学という本に 問題としてあった。） 　対象としては 材料科学や流体力学を学ぶ人の副読本。 化学系を学ぶ人の教養本。 食品を科学的な視点で考える人、また、土木関係に従事する人にも一読の価値 があるのではないだろうか。
「粘度」に関係のある方は是非
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創造科学論者にも非キリスト教徒にも読んでほしい本
著者はキリスト教徒であり経済学者。 同時に、自然科学と神学にも誠実に取り組み、信仰と科学の関係に ついて極めて説得力のある議論を展開している。 創造科学の起源と現状に関するレポートも秀逸である。 一般のキリスト教徒はもちろん、創造科学論者にも非キリスト教徒にも幅広く 読まれてほしい本である。
聖書音痴・大谷順彦
ノーベル賞学者アーサー・ホリー・コンプトンは言った。「秩序正しく広がっている宇宙は、『初めに神が天と地とを創造した』（聖書の冒頭のことば）と
いう、もっとも荘厳なことばの真実さを証明する」と。

コンプトンは誤っている。聖書の宇宙は、「秩序正しく広がっている宇宙」ではないからだ。

本書の著者大谷順彦も、コンプトンと同じ誤りを犯している。聖書音痴の愚論は読むに耐えない。